ノート革命!?なぜ『水平開きノート』は180度に開けるのか? その特許技術とは?

最近、ショウワノート株式会社から『180度水平開きノート』が発売されました。

2017年11月13日

いままでのノートは、開くとどうして中央部分が浮き上がり、左右のページがピタッと水平にはなりませんよね。ルーズリーフノートやリングノートは、ピタッと開きますが中央のリングが邪魔になってしまいます。

ところが今回のノートは、中央部がピタッと水平に!!左右のノートページが隙間なくつながって180度水平に開くことができます。

すっごいです!!

水平開きノート

使用例

どうなってるの? なぜページが離れたりしないの?

と素朴な疑問がわいてきました。調べてみました。

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【発売の経緯】

もともとは、有限会社中村印刷所(東京浅草)の中村社長(中村輝雄)さんが2014年10月に開発したものです。その時の商品名は「ナカプリバイン」。正直なところなんとも微妙なネーミングです。
製造方法の特許も取得して発売したところ、知名度がなく1年間はまったく売れなかったようです。ところが2016年1月1日に社員の孫娘がTwitterで宣伝したところ「ありそうでなかったノート」として3万以上リツイートされ、知名度爆発!!
注文が殺到して話題に。
そこに注目したショーワノートが中村社長から特許技術の提供を受けて看板商品である「ジャポニカ学習帳」で培った実績をいかし、中村印刷所と共同開発品として商品化し発売にいたりました。

【製品の技術・メリット】

従来のノートや冊子は、開いたときにどうしても中央部が膨らんでしまいます。そのデメリットは・・・・・
・メモがとりづらい
・コピーやスキャナーがとりづらい
・撮影がしづらい
これらのデメリットを180度メリットに変換したものが180度見開きノート「ナカプリバイン」です。ちなみに「ナカプリバイン」とは、「ナカムラ プリンティング バインダー」を略したものです。

2015年7月に製法特許を取得
【特許番号】第5743362号
【発明名称】「無線綴じ冊子の製本方法」
この製本技術は、とてつもなく職人ワザの世界です。とても他がマネできるものではないためコピー品が出回っていないのです。製本技術で培ってきた職人ワザがこのノートの開発を可能にしました。
技術のポイントは、二つ折りの紙を寸分たがわず重ねること。重ね合わせたあと、背の部分にとがった器具で1ミリ以下の傷をつけ、そこに特別な接着剤を2度塗りする非常に細かい熟練作業です。今でも最終工程は職人さん一人でおこなっているようです。
職人さんってスゴイ!!

まとめ

ノートが製造・販売されたのは、今から約130年前(1884年・明治17年)のことです。東京大学の近くにあった文具店・松屋さんが洋紙を重ねて二つ折りにして販売をしたのが日本のノートの始まりとされています。これがいわゆる「大学ノート」と呼ばれる由縁だそうです。
それから約1世紀の間、改良が続けられいまでは多種多様なノートが製造・販売されています。その中でもこの「180度見開きノート」は革新的です。ノートの弱点を見事に克服した点で今後もこれ以上のものは出てこないような気がします。
ただ心配なのは、ほぼ一人の職人さんのワザ・技術に頼っている点です。後継者がいるのだろうかと老婆心ながら思います。せっかくの世界一の技術を継承していってほしいと願っています。

それでは、また次回。

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