アメリカのクリーブランド連邦準備銀行が公式サイトにお金の概念の基本や経済の基本・物々交換の理解できるWEBゲーム・アプリ「バーター島からの脱出!」が無料で公開されています。
実際にやってみたのですが、子供たちが物々交換というものを理解するにはとても良くできている内容だと感じましたので紹介します。
早速、内容見てみましょう!
クリーブランド連邦準備銀行のお金教育ゲーム「バーター島からの脱出!」の内容とは?
アメリカのサイトなので当然英語なのですが、最近のブラウザーは翻訳機能がついているので日本語でも閲覧できます。ちょっと変な翻訳部分もありますが、おおよその内容はわかると思います。
ただし、ゲームは英語とスペイン語表記ですので日本語はありません。でもイラストでほとんど理解できるゲームですので安心してください。
ゲームの英語名は、「ESCAPE FROM THE BARTER ISLANDS」(日本語訳:バーター島からの脱出)です。
バーターというのは、物々交換ですので物々交換島からの脱出といってもいいでしょう。
Check out our revamped, free #educational video game, Escape from the Barter Islands. The new version is cross-browser compatible and available as a mobile app. https://t.co/9ckvUi5T9l pic.twitter.com/1pteIlFs3C
— ClevelandFed (@ClevelandFed) 2018年10月10日
クリーブランド連邦準備銀行のツイッターでも新バージョンのリリースを宣伝しています。
ゲームの内容とは?
ゲームは、遭難した主人公(自分)が果物や食べ物を物々交換しながら、島から脱出するためのマストを手に入れるというものです。
いかに早く最短に物々交換しながらマストを手に入れるのかを考えながらゲームを進めていきます。
最終的には、ココナッツですべてが交換できる島にたどり着き、ココナッツを物々交換で手に入れて、マストと交換して島から脱出するというストーリーです。
この最後のココナッツがイコール「通貨」ということになります。
ゲームを進めながら経済の基本・仕組みを子供たちに教えるのが目的です。
連邦銀行の狙いは、子供たちに「通貨」の誕生の経緯と「通貨」を利用するようになると効率よく買い物ができて、その通貨を管理する人(中央銀行)が必要ということを理解してほしいというところでしょう。
「バーター島からの脱出!」ゲームをやってみよう!
ゲームは、PCのブラウザーから直接遊ぶことができますし、スマホでもアプリをダウンロードして楽しむこともできます。
PCの場合のリンク
スマホの場合のリンク
- iPhone App StoreやGoogle Playからダウンロード
まとめ
- アメリカクリーブランド連邦準備銀行のWEBゲーム「バーター島からの脱出」が通貨について勉強できるゲームで人気がある。
アメリカの連邦銀行がこのような教育的ゲームを提供していることに驚きました。新しい発見でした。
自分の子供時代を振り返ってみると日本ではこのようなお金の教育はほぼなかったと記憶しています。そういう意味で新鮮で、今の学校教育でお金の教育がどの程度なされているのか不明ですが、今後子供たちには生きていく上で必要だろうなあと感じた次第です。
ちなみに日銀や金融庁などで子供向けのお金の教育ゲームなどがあるのか調べてみましたが、子供向けのクイズや税金に関するものはありましたが、経済の仕組み、通貨の役割などがわかりそうなゲームはありませんでした。
アメリカのように経済の仕組みを体感できるゲームなどがあればいいのになあと思いますね。