新築から約13年間問題なく稼働していた浄化槽のエアーポンプ(ブロワー)が壊れてしまいました。
さすがに10年以上動いてくれたので寿命がきた感じです。
家も10年を超えてくるといろいろなものが老朽化してきます。特に電気製品は寿命がきますね~。
それで業者に見積をお願いすると約4万円という金額!!マジか~(汗)
4人家族用の浄化槽なのでエアーポンプも少し容量が大きいために製品価格も高いうえに交換手数料もそこそことられる。
なかなかの出費に自分で交換してみることにしました。
DIY精神でトライしてみたら意外に簡単だったので、シェアしておこうと思います。
浄化槽のエアーポンプの交換時のポイントを独自解説していきます。
早速いってみましょう!
浄化槽エアーポンプ(ブロワー)の交換時のポイント解説!
浄化槽のエアーポンプ(ブロワー)ですが、浄化槽がある近くにある上の画像のようなものです。
近くにいくとポンプのモーター音でブーンという機械音がしています。
浄化槽のタイプによってエアーを送る管が1本のものと2本のものがあります!
DIY交換ポイント①
- 自分で交換するときは、まずどちらのタイプのエアーポンプなのか確認しましょう!
我が家の場合は、2本タイプでした。
DIY交換ポイント②
- 本体の側面に表示されているメーカー名と型番、風量を確認!
さすがに10年以上屋外に設置しているので型番表示がかなり劣化していました。
でもかろうじて読み取れました^^;
- メーカー名 株式会社安永
- 型式 80HN2T?
- 風量 80Lmin
この中でとくに重要な押さえておくべき情報は、風量です。
もし仮に製造メーカーがなくなっている場合でも既存のエアーポンプの風量がわかれば、同等品を探してDIY交換が可能です。
ここまでのポイントを押さえておいて、同じ能力をもつエアーポンプの新品を近くのホームセンターやネット通販で探します。
まずは、ネット通販(Amazon、楽天市場など)で価格情報を調査するのがいいでしょう。
下水道がまだ整備されていた地域の大型ホームセンターには、こういった浄化槽用のエアーポンプも販売されています。
ただ、最新のものが販売されているので主流は、エアーの口が一つタイプのものしか取り扱っていないようです。
我が家の場合のように2つ口のものは、ネット通販でしか手に入りません。
2口タイプの安永製エアーポンプの注意点!
1口タイプなら確認は不要で注文商品を間違うことはありません。
風量80Lのタイプならこの商品一択です。
しかし、二口タイプは送風口の機能で二種類あるのでどちらのタイプか確認してから注文しましょう。
二口タイプは、それぞれの口が「散気」と「逆洗」という機能があって、左右どちらのタイプか見極める必要があります。
上の画像は、型式に「EL」が付きます。逆洗が左側・Left(本体からみて)にあるタイプ。
逆のものを注文してしまうとあとで交換するのが面倒になるので注意しましょう!
このタイプは、逆洗が右側・Right(本体からみて)にあるので、型式には「ER」が付きます。
続いて実際の交換方法について解説していきます。
浄化槽エアーポンプ(ブロワー)のDIY交換の実際!
古いエアーブロワーの取り外しは、至って簡単。
まず、コンセントを抜きます。
アース線がつながっていれば、それもプラスドライバーで取り外しましょう。
あとはポンプ本体と浄化槽からつながっている管の継ぎ手を取り外します。
これで取り外し完了です。
新品の取り付けは、取り外しと逆の工程で作業するだけです。
新品取り付け① 浄化槽の管とポンプ本体を接続
まずはじめにポンプ本体に付属品として同梱されているL字のゴム製継ぎ手を取り付けておきます。
あとは、浄化槽の管と接続するだけです。
取り付け② アース線の接続
上の画像のグリーンの電線がアース線です。
本体とはネジで接続するようになっています。プラスドライバーで締め付け。
取り付け③ コンセントを入れて、ポンプ本体上面にある液晶パネルで時刻を確認
ポンプ本体のフタをとると上の画像のようなパネルが出てきます。
その液晶部分に電源を入れると現在時刻が表示されるので、正しい時刻が表示されているか確認しましょう。
正しい時刻が表示されていればOKです。
もし間違った時刻が表示されていれば、付属のマニュアルを見て正しい時刻を設定しましょう。
取り付け④ 逆洗タイマー初期値確認と時刻設定
自宅に設置されている浄化槽によって逆洗時刻や回数が異なります。
古いエアーポンプの設定をそのまま引き継ぐのが一番良いです。
我が家の場合は、新品エアーポンプも同一メーカーのものがあったので、古いエアーポンプの設定を確認するのは容易でした。
新品とおなじような設定パネルがありますが、かなり古いタイプなので液晶パネルではなくディプススイッチで逆洗時刻と回数を設定するようになっていました。
フタの裏側にディプススイッチの設定表が貼り付けてありました。
この表を見ながらディプススイッチの位置関係を読み解くと、
古いエアーポンプの逆洗時間の設定は20分で逆洗間隔は4時間となっていました。
この設定を新品のエアーポンプに引き継ぐようにします。
設定方法は、付属のマニュアルに記載があるので難しくはありません。
デジタル式の目覚まし時計の設定をするのとほとんど変わりませんので落ち着いて設定してみてください。
設定が終わったらフタをしっかりと締めて交換完了です。
もしポンプのモーター振動と土台が共振するようならホームセンターなどで防振ゴムを買って、底に敷けばかなり振動は押さえられますので試してみてください。
まとめ
浄化槽のエアーポンプ(ブロワー)は、意外に自分でも簡単に交換できるのでぜひトライしてみてください。
専門業者に依頼すると機器代と交換工賃でかなりの金額を請求される可能性があるので、よく検討してみてください。
DIY交換する場合は、いくつかのポイントに注意してもらえれば問題なく交換できるので機器代だけでとてもリーズナブルです。
エアー口が2つタイプだとチェックポイントが多いですが、一口タイプだともっと簡単に交換できるでしょう。
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