福島県におそろしく甘い「桃・もも」を作る農家さんがある。その名も「古山果樹園(ふるやまかじゅえん)」です。
先日もNHKのあさイチでとりあげられていました。
福島原発事故の影響で風評被害にあいつつも、地道に土作りからはじめ今では見事にその成果がでている農家です。
いったいどうやってギネス級の糖度のももをつくっているのかその秘密にも迫ってみたいと思います。
また、その糖度級のももの通販での購入方法についても紹介していきます。
早速、行ってみましょう!
「とろもも」糖度ギネス級の秘密!
「とろもも」、ネーミングが可愛いというか、やや便乗的なネーミングですが、桃の独特なとろっとした食感としつこくない甘さが特徴です。
いったいどうやってこんな美味しい桃をつくるのか、気になって調べてみました。
ギネス級の甘さの秘密は、古山果樹園の土にありました。
果樹園のオーナー・古山浩二さんの土壌改良の取り組み
古山さんの家系は、代々地元福島市で農業を営んできた専業農家さんです。古山浩二さんで5代目になるそうです。
もともとは、大手家電メーカーの工場で設計を担当していたそうですが、実家の果樹園を継ぐために退職、果樹栽培に本格的に取り組み出したのは、2010年からです。
その後、東北の大震災の影響で大きな痛手をこうむり、生産した果物の売上も激減。どん底を味わい、なんとかしなければと一念発起して、世界一の糖度をもつ桃の栽培にチャレンジをします。
取り組んだのは、「ステビア農法」。
ステビアというハーブの一種ですが、この葉から抽出される天然甘味料は、砂糖の200~300倍の甘さを持っていて、砂糖の変わりにこのステビアを使うことが多くなっています。
あるとき鹿児島のステビア栽培農家がステビアの茎を堆肥にして、みかんの木にまいた所みかんの味が変わったことから発見された農法です。
この偶然の発見から様々な果樹や野菜などの栽培にステビアを活用した栽培が広がりつつあります。
古山さんもいち早くこのステビア農法をとりいれて独自に様々な取り組みと組み合わせています。
ステビア農法の有効性は、古山さんのホームページにもこだわり農法としてくわしく説明していますのでご覧ください。
NHKの情報番組「あさイチ」の特集では、ステビア農法にプラスして宮城県の漁協からウニ殻をもらってきて桃の木の根元に撒いていました。
ウニ殻には、カルシウムなどミネラルが豊富なため、植物にはいいようですね。
さらに、葉っぱには天然のにがり100%の液を散布しているようです。にがりと言えば豆腐づくりには欠かせないもので、豆乳を固まらせる役割を持ちますが、そのにがりを葉っぱに吹きかけることで光合成が促進されるそうです。
化学肥料や農薬に頼らない、安全な果物づくりにこだわっていますね。
そもそも健康な果樹であれば、病気への抵抗力もあり農薬に頼らなくても良くなります。
人間も同じであると感じますね。
通販での購入方法は?
古山さんのギネス級のももは、古山果樹園のホームページからインタネットの通販で購入可能です。
6月ぐらいから予約注文を受け付けていますが、とても人気があるのでお手頃価格のものはすぐに売り切れてしまいます。
話題のギネス級のももは、お値段もギネス級なためにすぐに売り切れということはありません。
古山果樹園さんの通販ショップでは、いろんな種類の桃や商品が購入可能ですから、チェックしてみてください。
中には、あかつきという品種の桃の木1本まるまる買いもできます。残り1点となってます。
おもしろい商品ですね。残り1点とあるので買っている人もいるんですね。
考え方によっては、個別に買うよりも1本買いしたほうがお得なのかもしれません。とわいってもポンと買えるものでもないですが・・・。^^;
古山果樹園の甘い桃(もも)を通販以外でお得ゲットする方法は?
通販以外でお得にゲットするには、収穫期に古山果樹園に直接いって採れたてを購入する方法が一番おすすめです。
こんな時は、地元の人は有利ですよね。贈答用にならないはねもの、家庭用と言われる少し、キズがある程度のももがお安く手に入るわけですから。
遠方から行く場合は、かならず古山果樹園さんに問い合わせをしてから、ベストなタイミングを教えてもらってから行きましょう。
遠方から行って、お目当ての桃が買えないという事態は避けたいですからね。
【古山果樹園の連絡先】
〒960-0102 福島県福島市鎌田字鶴田26
TEL/FAX:024-553-1609
【古山果樹園の場所・地図】
車で行く場合は、東北自動車道福島飯坂ICから国道13号線を経由し、自動車で約5分ぐらいです。
電車の場合は、JR東北本線 東福島駅下車後、徒歩で約7分です。
桃の品種によって時期が違うので注意!
古山果樹園では、おもに6種類のこだわり桃があります。収穫時期も7月中旬~9月下旬まで各種の桃が楽しめます。
それぞれ収穫時期がありますので、お目当ての桃の時期を確認していくのがベストです。
- 7月中旬~下旬 暁星 (小玉で甘く、少し硬めの食感)
- 8月上旬~中旬 あかつき (中玉で甘く、食味がよい)
- 8月中旬~下旬 あかつきネオ(あかつきに改良を加え、ギフト用に作られた品種)、まどか (大玉で甘く、食味もよい)
- 8月下旬~9月上旬 川中島白桃 (大玉で甘く、食味がよく、日持ちする)
- 9月中旬~9月下旬 黄貴妃 (桃とマンゴーを掛け合わせたような濃厚な味の黄色い桃)
古山果樹園の最新情報は、公式フェイスブックからチェック!
まとめ
- 古山果樹園の桃がギネス級の糖度があるのは、オーナーの古山浩二さんのこだわりの土作りと栽培方法のおかげ
- 古山果樹園の桃は、インタネットの通販でも購入可能。6月上旬から予約注文を受け付けていますが、人気商品はすぐに売り切れるので早めの注文が大事
- 古山果樹園の桃をお得にゲットするには、直接現地にいくのが良い。はねものがお得にゲットできるかも
- 古山果樹園の桃は、6種類のこだわり桃があり、収穫時期が7月中旬~9月下旬まである。各品種の収穫時期をチェック
近くに古山果樹園さんのようなこだわりの小規模家族経営の生産者がいるといいなあと思わずにはおれません。こういう農家さんの姿が日本の農業が世界と戦える姿だと感じます。
農産物は、工業製品とは違い大量生産にはそもそも向かないと思っています。生産者がきちっと目の届くところで自然と向き合って農作物を健康に育てていくことで良いものができると思います。
古山さんのような生産者さんは、そういう農業の実践者でとても貴重ですね。消費者も安心安全な農作物を食べようとするとそのような生産者を応援していかなければならないと思います。
効率性ばかりを追い求める大規模農業は、化学肥料と農薬に汚染され、いずれ土地が痩せて良いものができなくなっていきます。
地産地消でまじめな小規模農家さんが増えていってほしいなあと期待せずにはおれません。
古山果樹園さんには日本の農業の未来を感じますね。
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