「五島うどん」って最近まで知りませんでした。^^;
最近知ったのは、テレビ番組「ケンミンショー」や「バナナマンのせっかくグルメ」というご当地料理を紹介する番組でした。
番組をみて「五島うどん」が食べたくなりましたが、さすがに長崎の五島までは気軽に行ける距離ではないためネット通販にお世話になろうと調べてみました。
「五島うどん」について調べていく内に、作り方や歴史が素麺(そうめん)と重なることがわかり、これはひょっとすると五島うどんが素麺の元になったのではないかとも思うようになりました。
「五島うどん」凄いな!と思いつつ、オススメ通販から作り方、食べ方、歴史までざっとご紹介したいと思います。
早速いってみましょう!
五島うどんの通販オススメとは?
テレビ番組の紹介で一気に人気も高まったようです。全国的に有名になり、ネット通販で五島うどんを購入する人が急増したようです。
現在もよく売れているみたいです。ネット通販大手の楽天市場でのうどんランキングでも「五島うどん」は、9位にランクインしています。
上位ランキングは、ほとんど讃岐うどんで占められているなかで10位以内に入っているのは、なかなかの人気です。
この9位にランクインしている五島うどん「波の絲【極み】」を販売しているのは、五島手延うどん協同組合さんです。
五島手延うどん協同組合さんは、上五島5カ町のうどん製造業者12人によって昭和59年1月31日に設立されています。
五島うどんの統一ブランドを「波の絲」として商標登録して、販売しています。この商品が9位にランクインしているものですね。
さらに五島うどんの地域ブランドの品質を守っていくために、長崎県五島手延うどん振興協議会が立ち上がり、五島うどんの認証制度を導入しています。
五島うどんの認証制度について
五島地域内で製造される五島うどんについて、消費者や流通業界の信用・信頼を高め、安全・安心を第一とした統一認証を規定し、厳しい検査基準をクリアした製品に対してのみ下の認証マークの表示が許可されています。
その検査基準は、大きく3つあって、かなりしっかりとしたものだと思います。
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衛生・品質管理を第一とした40項目になる検査基準をクリア
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一般消費者9人で構成される認証委員による食味検査に合格し、美味しいというお墨付きを得た
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認証マーク添付許可商品(認定商品)の出荷時に、原材料・製造工程の簿冊をもとに認定商品であることを確認し、さらに、水分・強度・麺線数など10項目の麺に関する検査に合格
この3項目のすべてをクリアしないと認証マークの表示が許可されません。
現在、この認証マークの表示を許可されているのは、内に30数軒ある製麺所の中で「五島手延うどん協同組合」ともう一社のみだそうです。
五島うどんの作り方とは?
五島うどんは、手延という手法で麺にしていくうどんです。のし棒で伸ばした平べったい生地を重ねて切って麺にする讃岐うどんなどとは作り方が違いますね。
作り方的には、素麺と同じ手法です。五島うどんの昔ながらの作り方を見てみましょう。
小麦粉を海塩と水で練り上げます。そして、足踏み。
続いて、鎌で棒状に切っていきます。さらに細く均等に伸ばしていきます。
五島特産の椿油を麺につけながら細く伸ばしていきます。この状態でしばらく熟成させて、かけば作業にはいります。麺を八の字状に棒にかけていきます。
棒にかけた麺を引っ張る作業に入ります。さらに伸ばしていきます。
160cmほどに伸ばした麺をゆっくりと乾燥させて、食べやすい長さにカットして1束にすれば完成です。
五島うどんは、讃岐うどんと比べるととても手間がかかる工程を経ていることがわかるかと思います。
現在は、だいぶ機械化も進んでいるようですが、毎日の温度、湿度に大きく影響されるので職人の感覚が必要です。
五島うどんの歴史とは?
日本のうどんや素麺の発祥は、五島うどんではないかという仮説があります。まずは、五島うどんのプロモーション動画を見てみましょう。
この動画の中では、五島うどんの歴史は奈良時代まで遡ると言われています。
そして、五島にうどんを伝えたのは遣唐使ではないかと言われています。今から1,000年以上前に中国からうどんが伝えられたとは驚きですね。
五島は、遣唐使の寄港地なっていたようです。遣唐使は、日本に中国の先進文化を伝えてくれましたが、その中に中国の麺づくりもあったということでしょう。
動画の中では、五島うどんのルーツとなる中国の岩坦という村の索麺が紹介されていますが、作り方は五島うどんそのものでした。
その岩坦という村も遣唐使が長安に向かうルート上にある村です。
上のルート地図の明州と杭州を結ぶルートの中程に岩坦という村があります。
五島うどんが奈良時代まで遡り、そのルーツが中国の岩坦索麺にあるというのは、歴史のロマンを感じますね。
五島うどんのオススメの食べ方とは?
五島うどんの一番の食べ方は、地獄焚きといわれる釜湯でしたうどんをアゴだしのつゆにつけて食べるシンプルなものでしょう。
五島うどんのコシと食感をダイレクトに味わうことができる食べ方です。アゴだしとの相性が抜群です。
ときたまごにつけて食べるというのもあるようですが、個人的にはアゴだしのつけ麺がいいですね。
さきほどの五島手延うどん協同組合さんの商品は、アゴだしもセットになっているのですぐにたべることができます。
五島うどんの歴史を感じながら食べてみてほしいですね。
まとめ
- 五島うどんの通販オススメは、五島手延うどん協同組合さんの楽天ショップがベスト。
- 五島うどんの作り方は、手延で素麺と同じ手法。
- 五島うどんの歴史は、奈良時代まで遡る。遣唐使が中国の索麺の作り方を伝えたのが起源のよう。
- 五島うどんのオススメの食べ方は、いわゆる釜揚げうどんでアゴだしで食べるのが最高。
五島うどんは、歴史的にも貴重な食文化だということがわかりました。日本の麺文化の発祥の地が五島にあるといってもいいかもしれませんね。
すごいな五島うどんは!
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