現天皇の退位も決まり、来年2019年5月には現皇太子の即位も決定しています。
それに伴い新元号(新年号)がどうなるのか気になりますね。
「平成」の時代が時代が終わり、新元号(新年号)は何になるのでしょうか?
各メディアやネットでもいくつか予想(候補)がされていますが、新元号ってどうやって誰が決めるの?とか、いつ発表になるの?など素朴な疑問が湧いてきます。
そのあたりも、新元号の予想(候補)とともにまとめてみました。
早速いってみましょう!
新元号(新年号)の発表はいつ?
新元号の発表時期については、2018年1月の段階で今年の年末以降で検討中というニュースがありました。
政府の考えとしては、あまりに早いと盛り上がらなくなるので新天皇の即位の時期(2019年5月)にできるだけ近づけたいという意向と報道されています。
この政府の理由は、いささか違和感を感じてしまいますが、新元号の発表は年末以降になるのは間違いなさそうです。
2018年5月17日の報道では、新元号の発表時期を改元1ヶ月前の4月1日と想定して準備を進める方針に決めたそうです。
理由は、政府のシステム改修に1ヶ月はかかるという見込みからだそうです。
ただ最終的には、首相の判断になるそうです。
この報道が出てから、4月1日じゃ遅すぎるという批判の声も大きくなっていないので、新元号の発表は、2019年4月1日になりそうですね。
いずれにしてもカレンダーや手帳メーカーさん、コンピュータなどのソフトメーカーなどは、もっと早くしてくれよー!と言っているかもしれませんね。
2019年1月1日の最新情報では、新年号は4月1日の閣議決定後に速やかに公表すると安倍首相が年頭の会見で発表しました。4月11日に発表するとういニュースもありましたが、官公庁のソフトの更新が間に合わないということで4月1日に前倒しになったようです。
それでも結局、新年度初めには間に合わないので、新年度の4月は平成表記が一部残るんでしょうね。ある意味貴重かもしれませんが・・・
新元号(新年号)はいつから?
平成から新元号に変わるタイミングは、まさに現皇太子が天皇に即位される時ですね。
それは、2019年(平成31年)4月30日(火)から5月1日(水)です。
平成は、31年と4ヶ月30日で終わることになります。
元号って普段ありまり意識しませんせが、いざ変わるとなるとなんだか気になりますね。
政府も2018年8月1日に皇位継承式典事務局を設置しました。
事務局は26人の専従職員からなり、事務局長には山崎重孝元内閣総務官が就任した。政府は今秋に首相を委員長とする「式典委員会(仮称)」と、官房長官を本部長とする「式典実施連絡本部(仮称)」を立ち上げる。事務局は両組織の発足準備のほか、式典の実務も担う。
引用:https://www.sankei.com/politics/photos/180801/plt1808010017-p2.html
この事務局が実行部隊のようですが、前例がないのでやることは盛りだくさんでしょうね。大変そう^^;
この事務局が新元号についても準備しているはずです。
即位後の儀式が凄いですね。メインイベントは、5月1日(水)と10月22日(即位の礼)ですね。
10月22日は、外国からも首長級のVIPが何百人も来日するわけですから、オリンピック前の一大セレモニーになりそうです。
規模・セキュリティーの重要度はオリンピック以上でしょう。凄そう!(・_・;)
この両日は、都内は厳戒態勢でしょうから祝日になるでしょうね。
2019年からゴールデンウィークはどうなる?
天皇陛下譲位と皇太子即位・改元が今までのゴールデンウィークの中日に設定されるので、10連休になりそうです。
公務員やサラリーマンには嬉しいですね。ゴールデンウィークの中日ってなかなか有給を使って大型連休にするのが難しかった人が多いのではないでしょうか。
新元号(新年号)の予想(候補)まとめ
ネットでは、安始(やすし・あんし)や安久(あんきゅう)があります。
予想されているもので多いのは、新元号の一文字は、「安」のようです。新しい天皇の時代が安らかなるようにという希望が込められていて人気があるようです。
昭和から平成に変わる時には、3つの候補(平成、正化、修文)に絞り込まれ、最終的に平成となりました。
今回も最終的に3つに絞り込まれ、首相と官房長官などのごく限られたメンバーで決定されるのでしょう。
新元号(新年号)の決め方とは?
元号の決め方は、1979年(昭和54年)に制定された元号法に則って決められます。
当時の大平内閣は、元号の決め方について具体的な要項を制定しています。
それによると以下のような具体的な決め方のようです。
元号は、「候補名の考案」、「候補名の整理」、「原案の選定」、「新元号の決定」の各段階を践んで決定される。まず、候補名の考案は内閣総理大臣が選んだ若干名の有識者に委嘱され、各考案者は2ないし5の候補名を、その意味・典拠等の説明を付して提出する。総理府総務長官(後に内閣官房長官)は、提出された候補名について検討・整理し、結果を内閣総理大臣に報告する。このとき、次の事項に留意するものと定められている。
1.国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つものであること。
2.漢字2字であること(3文字以上は不可。但し、749年から770年にかけては、漢字4文字の元号が使用されている)。
3.書きやすいこと。
4.読みやすいこと。
5.これまでに元号又はおくり名として用いられたものでないこと(過去の元号の再使用は不可)。
6.俗用されているものでないこと(人名・地名・商品名・企業名等は不可)。
整理された候補名について、総理府総務長官、内閣官房長官、内閣法制局長官らによる会議において精査し、新元号の原案として数個の案を選定する。全閣僚会議において、新元号の原案について協議する。内閣総理大臣は、新元号の原案について衆議院及び参議院の議長及び副議長に連絡し、意見を聴取する。そして、新元号は、閣議において、改元の政令の決定という形で決められる。
引用:昭和54年10月23日閣議報告 元号選定手続きについて
この要項をみるとかなり具体的な手続きになっていますね。あと、平成を決める時はアルファベットの頭文字(明治・M、大正・T、昭和・S)についてもかぶらないように考慮されたそうです。
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新元号(新年号)の発表は誰がするの?安倍首相それとも菅官房長官?
2019年4月1日に予定されている新元号(新年号)の発表は、平成の際の前例にのっとることが安倍首相の談話でもでています。
ということは、「平成」が発表された時は、小渕恵三官房長官(当時)が「平成」を発表しました。
この動画をみると平成の発表の時は、はじめてのことなので結構バタバタしています。^^;
小渕恵三さんも緊張が見られますね。なんだかぎこちない感じです。
この平成の記者発表にのっとると新元号(新年号)の発表は、菅義偉官房長官がおこなうことになりそうです。
場所は、首相官邸内の記者会見場です。
新元号(新年号)の題字は誰が書くの?
新年号の発表会見で示された「平成」という毛筆の題字は、誰が書いたものなのでしょうか。
平成の時は、内閣府(当時総理府)に所属する辞令専門官の河東 純一(かとう じゅんいち)さんという人が書きました。
内閣府に辞令専門官という役職があることに驚きましたが、河東純一さんは、退官するまで約30万枚の辞令書などを書いてきたそうです。
「平成」の時は、記者会見の20分前に紙に書いたものを渡されて、書き上げたそうです。
そんな急に渡されるんですね。^^;
話を戻しますと、今回も辞令専門官が題字を書くはずです。
現在の辞令専門官は、誰なのか調べてみると2人いるようですが、1名のお名前しかわかりませんでした。
その人は、茂住修身さんです。大東文化大学を昭和55年に卒業しています。現在59歳か60歳ですね。大学時代は書道科に所属していて、現在も書道家としての顔をもっています。
おそらくこの茂住修身さんが新年号の記者会見の題字を書く人ではないかと思います。
もうすぐ退官というタイミングで人生に残る大仕事ですね。
この茂住修身さんは、「国家戦略室」及び「行政刷新会議事務局」の看板を揮毫(きごう)しました。
ちなみに「揮毫(きごう)」って普段使わない文字ですが、意味は筆をふるって字や絵をかくことです。
茂住修身さんの書いた看板の題字を見てみましょう。
すごく特徴のある整った勢いのある字体ですね。かっこいい字体です。
この字体で新年号の題字が書かれるかもしれないですね。
まとめ
- 新元号(新年号)の公表時期は、2019年4月1日になる可能性が高い。
- 新元号(新年号)への改元は、2019年5月1日。
- 皇太子の即位と改元が5月1日になるので、祝日になればゴールデンウィークは、10連休に。
- 新元号(新年号)の候補は、元号法に基づいて閣議決定された要項に則って決定。
- 新元号(新年号)の記者発表は、菅義偉官房長官がおこなう予定。
- 新元号(新年号)の記者会で発表される題字は、内閣府の辞令専門官・茂住修身さんが書くと予想。
新元号(新年号)が何なるのか気になるところですが、来年4月まで待たなければならないようです。
いずれにしても明るい時代になることを希望したいですね。
コメント
西暦で統一したほうがいいと思う。
あと、10連休とあるが喜ぶのは一部大手、公務員だけでしょう。