毎年年賀状の季節になると今年は、何枚ぐらい用意するかなあとか、この人にはもう出さなくていいかなあとか、いろいろ考えますよね。
最近は、メールやLINE、SNSなどを使って年始の挨拶を済ませる人が増えているそうです。
さらに、「終活年賀状」というのを出す人も急増中とのことです。多分この「終活年賀状」という言葉自体もまだあまり馴染みがないかもしれません。
この「終活年賀状」とは、簡単に言うと来年から年賀状は出しませんということを相手に宣言して、年賀状を出す習慣をやめますというものです。
郵便局にとっては、ちょっと待ってー!と叫びたくなるものですね。
終活年賀状ってどんなものなのか?
なぜジワジワ増えてきているのか?
終活年賀状を出したい人向けのすぐに使える文例などをまとめてみました。
早速行ってみましょう!
終活年賀状ってなに?
終活年賀状とは、平たく言うと年賀状をやめたい人が来年は年賀状をやめますという旨を書いて相手にもお知らせするもの。
いきなり年賀状をやめるのも失礼ということで事前にお知らせして、こちらの事情、誠意もわかってもらい年賀状をやめたいという人が出すものですね。
終活年賀状へのネットの反応は?
終活年賀状を出す方ももらう方も反応は様々です。
私は寂しいな
あまり欲しくない— たんぽぽつくし♪ (@tanpopo_tukushi) 2018年11月15日
年賀状だけのご縁の方も多いのでこれはできない
#終活年賀状— ウズ (@uzu85) 2018年11月15日
来年から出しません「終活年賀状」広がる 40歳の人も https://t.co/VEJvL63XU3
私の親族にも居ます
でも、電話もあるし、メールもsnsも
新年の挨拶は人それぞれだと思います— momotaro (@momotar23226137) 2018年11月15日
1度だけ頂いたことがある。
80歳を超えたその方の手紙は丁寧な手書きで、健康のこと、家族のことが書いてあった。
寂しい一方、すごく感謝したのを覚えている。
こういう「お別れ」の形もありだと思う。来年から出しません「終活年賀状」広がる 40歳の人も https://t.co/fza0MgKI9t
— 佐藤 岳史 (@STGAKU3) 2018年11月15日
年賀状の書き方サイトなどでは、新年早々に相手に届く年賀状に、来年からはもう送らない旨の断り文を入れるというのは逆効果なので、正月明けに寒中見舞いにその旨を書くとよいという意見もありますね。確かにそれも一理ある考え方です。
反応は、人それぞれですね。年賀状に対する考え方もそれぞれなので終活年賀状がいいとも悪いとも言えないなあと感じます。個人的にはありだと思いますが。
終活年賀状が増えてきている理由とは?
ある会社の調査では、終活年賀状をもらったことがある人は、200人中半数以上の57%もありました。受け取ったときの感情については、「寂しい」と回答した人は70%以上ありました。実際に終活年賀状を出したことがある人は、6%でしたがこれから出したいと思っている人は50%以上もありました。
年末の忙しいタイミングで年賀状書きに追われるのに疲れた人が増えてきているのと年賀状を出す習慣自体にあまり価値を見出さない人が増えてきていることがあるようです。
終活のために人間関係を整理して、付き合いをごく限られた顔の見える範囲にとどめたいと考える高齢者も増えている。
これから終活年賀状が徐々に広まっていきそうです。毎年、形式的に印刷だけの年賀状を作っている人からすると終活年賀状というのはいいかもしれませんね。
終活年賀状のすぐに使える文例集!
終活年賀状が徐々に広まってきているので年賀状の作成サービスをWEBで提供しているところでも「終活年賀状」向けの文例をいくつか公開してくれています。
高齢で年賀状を書くことが負担でやめたい場合
謹賀新年
○○様におかれましてはお健やかに新春をお迎えのことと存じます
さて 私も高齢になり 手足の衰えを感じるようになりました
毎年の年賀状も今年限りで失礼させていただきたいと思います
勝手ではございますが 今後も変わらぬおつきあいのほどお願い申し上げます
平成三十一年 元旦引用:https://nenga.templatebank.com/bunrei/nenga15/
この文面であれば受け取る側も高齢で確かに負担だよなあと共感してくれそうなので、角が立たずにいいですね。
同じく高齢パターンですが、ちょうど卒寿や米寿、還暦など節目の年の場合に使える文例です。
私も今年で○○(卒寿、米寿など)を迎えます
高齢になり今まで通りのお付き合いも難しくなってまいりましたので
本年をもちまして年始のご挨拶を失礼させていただきたいと思います
勝手ではございますがなにとぞご容赦ください引用:https://nenga.templatebank.com/bunrei/nenga15/
こういう人生の節目には、本当の意味で人生の終わりに向けて、終活、身辺整理をするというのは重要かもしれません。
あとは、平成最後の年だからという時代の節目をうまく利用するパターンです。
平成最後の年となりましたのを機に
年始のご挨拶状も締めくくりとさせていただきたいと思います
ご無礼をどうかお許しください
とはいえ今後も変わらずお付き合いをいただければ幸いです引用:https://nenga.templatebank.com/bunrei/nenga15/
年賀状をやめたいという人にとっては、今年(2018年)はちょうどいい時代の節目ですから終活年賀状を出しやすいですね。
もらったほうも新しい時代に向けていろいろ考えている人なんだと思ってくれやすいかもしれません。^^;
まとめ
- 終活年賀状とは、毎年の年賀状のやり取りをやめたい人が出すもの。
- 終活年賀状への賛否は様々。
- 終活年賀状の作成サービス、定形文例も出てきている。
個人的には、いきなりフェードアウトもどうかと思うので終活年賀状もありかと思います。長年の年賀状のやり取りへの感謝の気持ちも伝わるものであればいいかと思いますね。
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