2018年12月27日のNHKの情報番組「あさイチ」で徳島で名産の藍染や藍の特集がありました。
そこで驚いたのが、徳島で藍を食べる「藍食」がじわじわブームになっているという情報が紹介されていました。
そこで、藍を食べる「藍食」とはなんぞやということで、藍食の効果や食べ方、歴史などについてまとめてみました。
また、手軽に藍食が試せる藍の葉を粉末にした藍パウダー(藍粉)や藍茶についてお取り寄せ通販も調査しています。
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【あさイチ】藍を食べる藍食の効果は?
藍染ので有名な徳島では、特産品の藍染の魅力拡大と藍染の伝統文化を継承していくために、藍そのものの価値を再認識する取り組みを推進しています。
中でも産官学が連携して「藍」を食べて健康になろうというプロジェクトが立ち上がり、藍の健康効果が見直されつつあります。
研究機関の分析では、藍の成分には豊富な食物繊維、体内の活性酸素を除去する抗酸化物質(藍ポリフェノール)や、抗菌物質であるトリプタンスリンを含むことがわかってきています。
さらに四国大学の生活科学部管理栄養士養成課程の近藤真紀教授(栄養学)らの研究グループの研究では、藍の葉を食べたラットの体脂肪や血中中性脂肪が減少するという結果が報告されています。
研究グループでは、
藍の葉を用いた実験を2015年に始めた。藍の葉の粉末を加えた餌を4週間ラットに与える実験で▽腹部や腎臓、腸周辺の脂肪が20%ほど減少▽血液中の中性脂肪が40~50%減少―などの効果を確認している。
引用:https://www.topics.or.jp/articles/-/44020
これらの研究成果から将来的に糖尿病などの生活習慣病を予防するサプリメントへの開発などが期待されますね。
また、藍の歴史を紐解くと昔は和漢薬草としても用いられていたようです。
平安時代の薬草事典『本草和名』(918 年)には、すでに藍の薬草として効能が記載されていて、藍の実に解熱効果があることが記載されています。
さらに薬草の事典『原色牧野和漢薬草図鑑』(北隆館)には、
「生藍の葉、乾燥葉、種子の生および煎じ液が、消炎、解毒、止血、虫さされ、痔、扁桃腺円、喉頭炎に効果あり」と記載されています。
藍は、染料としてのイメージしかありませんでしたが、昔から薬草としても用いられていたんですね。その価値が見直されつつあると言っていいでしょう。
【あさイチ】藍の食べ方とは?
「あさイチ」で紹介された藍の食べ方は、いろいろありました。下の写真の料理には梅干しを除いてすべて藍が使用されています。
料理に藍を用いるときは、生の葉っぱの藍をそのまま食べることは少なくて、大半が乾燥させた藍の葉やそれを粉末にした藍パウダーを料理に混ぜるという食べ方です。
ただ藍の実を発芽させてそれをお刺身のツマとして食べたり、新芽を天ぷらにして食べたりもしています。いわゆるスプラウトや新芽などは、エグミ、苦味も少ないようです。
藍食の歴史は?いつから食べてるの?
先程紹介した平安時代の書物にもでてくる薬草ですから、その頃から食されていたと考えたほうがいいでしょう。でもその頃は、普段の料理に食材として使われていたわけではなく、薬草として食べていたと思わます。
最近になって、健康食ブームの中で藍の新しい食べ方の提案がでてきいますね。ツイーツに抹茶のように藍パウダーを混ぜて作ったり、パンやクッキーなどにも利用されています。
藍パウダーが開発されてからは、いろんな料理に活用しやすくなったので利用範囲が広がっています。とてもいいことだと思いますね。
お手軽藍パウダー(藍粉)や藍茶のお取り寄せ通販は?
現在徳島では食用の藍を栽培し商品化しているのは、1社だけです。徳島に本社がある地元企業・株式会社ボン・アーム さんです。
藍パウダー(藍粉)や藍茶は、このボン・アームさんの開発商品です。
このような藍関連商品のお取り寄せ通販が可能です。一度試してみてください。
まとめ
- 【あさイチ】藍を食べる藍食の効果は、体脂肪の低減や血中中性脂肪の低減が期待できそう。
- 藍は、昔から薬草として用いられてきた歴史があり、解熱や解毒効果があるとされている。
- 藍の食べ方は、粉末にしたり乾燥させたりして料理に混ぜて食べるのが多い。最近は、スイーツやパンなどにも利用されている。
藍の価値が再び見直されつつあるのは、素晴らしいですね。実際徳島にも藍の最新トレンドを体験しに行ってみたくなりますね。
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