兵庫県明石市長が部下に暴言を浴びせて問題になっていますね。
2017年に市の道路の拡幅工事でなかなか立ち退きが進まないことに腹を立てて、部下に「あほちゃうか。火を付けて捕まってこい。燃やしてしまえ」と叱責したそうです。エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ? ヤクザみたいな暴言ですね。
進退問題に発展しそうな感じですが、どうなんでしょうか。
明石市長・泉房穂(いずみ ふさほ)の経歴や所属政党、地元選挙区について調べてみました。
早速行ってみましょう!
明石市長・泉房穂(いずみ ふさほ)の経歴や所属政党は?
人の良さそうなおじさんというイメージですが、パワハラ発言するようには見えませんが、実際に部下に暴言を吐いて叱責したことは事実のようです。残念ですね。
【職員に『火つけてこい』】兵庫県明石市の泉房穂市長が道路の拡幅工事をめぐり、物件の立ち退き交渉を担当する職員に「火つけて捕まってこい、お前」などと暴言を浴びせてたとして謝罪。
NHK職員⇨弁護士⇨民主党・衆議院議員⇨明石市長。経歴も発言もある意味、すごっ。 pic.twitter.com/83Fqmky1ZP— Mi2 (@YES777777777) 2019年1月29日
どういう経歴の持ち主でしょうか。しらべてみると面白い経歴でした。
泉房穂は、兵庫県明石生まれの明石育ちで、明石で代々続く漁師の息子さんでした。明石西高校卒ですが、高3の時に猛勉強を始め、東大に入学。東京大学教育学部を卒業後、NHKディレクターや弁護士、旧民主党の衆院議員になり、2011年の統一地方選挙で明石市長に初当選しています。
NHKは数年で辞めて民放に再就職し、「朝まで生テレビ」なども担当していたようです。民放のディレクターをしながら、弁護士になるべく勉強して、弁護士資格をとっています。
ちなみに元大阪府知事の橋本徹とは、弁護士同期でラグビー仲間だそうです。なんか発言が同類と言う感じですね^^;
まあしかし、さすが東大卒と言う感じですね。法学部でていなくても弁護士になれているので優秀な人のようです。
現在2期目で2018年12月に3選目の2019年4月の明石市長選に無所属で出馬表明しています。
今回のパワハラ問題を受けても「有権者の判断を仰ぎたい」と出馬断念や辞職はしないようです。
家族は、妻と長男、長女がいるようです。家族も今回の件で肩身が狭いでしょうね。
明石市長・泉房穂パワハラ発言のSNSの反応は?
泉房穂は、元民主党衆議院議員で、人権派弁護士、もともとNHKの職員だったという3拍子揃ったご経歴w
部下へのパワハラだし、放火の教唆ともとれる犯罪的発言。即刻辞任すべき。 https://t.co/vExyyzM60B— tvさくや (@Sakuya_YouTube_) 2019年1月28日
#泉房穂 やばい市長だな。頭の良い悪い奴は表と裏の顔を使い分けて出世していくんだな。怖い世の中だね〜
— クン (@zetman_kunn) 2019年1月28日
明石の泉房穂市長が部下に暴言…
市長自身の「人」に「優しい」施策に積極的に取り組むっていう言葉は虚言だったのか
公人として恥ずべき行為だし自分の地元明石の印象が悪くなるから切実に止めてほしい。— レオ (@reons_929) 2019年1月28日
明石市長の泉房穂さんは元民主党衆議員。中学生までのこども医療費の無料化、犯罪被害者等支援条例、離婚後のこども養育支援、法テラス窓口を市役所内に全国で初めて設置した他、特色ある施策を進め、減少傾向にあった明石市人口が、2013年より増加に転じています。子育て中のママさんを助けています。
— はっぴぃ♡デモクラシィ (@happy_democracy) 2019年1月28日
録音データがあることが致命的ですね。日頃からパワハラ発言をしていたと疑われても仕方がないかなあと思ってしまいますね。
泉市長の政策や実績は、素晴らしいだけに残念です。自分の実績におごりが出ていたのかもしれないですね。本来の弱者に寄り添う視点を取り戻してほしいと思います。
明石市長・泉房穂のパワハラ発言の詳報・真意とは?
明石市長のパワハラ発言が発覚してから、メディアでは発言の激しい部分だけが切り取られて報道されて、いっきにこれはけしからん、辞任すべきなどの声が噴出していましたが、録音データには、パワハラ発言にいたる経緯もあり、すべてをみると明石市長の怒りも理解できるという意見も多くでてきました。
どんなやり取りがあったのか地元の神戸新聞が録音データの文字起こしを公表しています。見てみましょう。ちょっと長いですが、全文を見ないとパワハラ発言の流れがわからないので重要ですね。
職員「(立ち退き対象だった建物の)オーナーの所に行ってきた。概算で提示したが、金額が不満」
市長「そんなもん6年前から分かっていること。時間は戻らんけど、この間何をしとったん。遊んでたん。意味分からんけど」
職員「金額の提示はしていない」
市長「7年間、何しとってん。ふざけんな。何もしてへんやないか7年間。平成22(2010)年から何しとってん7年間。金の提示もせんと。楽な商売じゃお前ら。あほちゃうか」
職員「すいません」
市長「すまんですむか。立ち退きさせてこい、お前らで。きょう火付けてこい。燃やしてしまえ。ふざけんな。今から建物壊してこい。損害賠償を個人で負え。安全対策でしょうが。はよせーよ。誰や、現場の責任者は」
職員「担当はおります。課長が待機していますが」
市長「上は意識もしてなかったやろ。分かって放置したわけやないでしょ。任せとっただけでしょ。何考えて仕事しとんねん。ごめんですむか、こんなもん。7年間放置して、たった1軒残ってもうて。どうする気やったん」
市長「無理に決まっとんだろ、そんなもん。お前が金積め。お前ら1人ずつ1千万円出せ。すぐ出て行ってもらえ。あほちゃうか、そんなもん。ほんま許さんから。辞表出しても許さんぞ。なめやがって。早くやっとけばとっくに終わってた話を。どないすんねん。悠長な話して。たった1軒にあと2年も3年もかけんのか。何をさぼってんねん、7年も。自分の家売れ。その金払え。現場に任せきりか。担当は何人いるの」
職員「1人しかいません」
市長「とりあえずそいつに辞めてもらえ。辞表とってこい。当たり前じゃ。7年分の給与払え。辞めたらええねん、そんな奴。辞めるだけですまんで、金出せ金も」
職員「担当は今は係長。この間係長は3回替わった」
市長「何やっとったん、みんな。何で値段の提示もしてないねん」
職員「値段は概算を年度末に提示している」
市長「概算なんか意味ない。手続きにのらへんやないか」
職員「市長申し訳ありませんが、(の分は)予算は今年度でつんでいる。前年度は予算ついていないんで、概算しか」
市長「ついてないってどういうことよ」
職員「他の地権者の分、とってますから。丸ごと全事業費は1年間でどーんと付けられない」
市長「見通しわかっとったやろ。ややこしいの後回しにして、楽な商売しやがって」
市長「ずっと座り込んで頭下げて1週間以内に取ってこい。おまえら全員で通って取ってこい、判子。おまえら自腹切って判子押してもらえ。とにかく判子ついてもらってこい。とにかく今月中に頭下げて説得して判付いてもうてください。あと1軒だけです。ここは人が死にました。角で女性が死んで、それがきっかけでこの事業は進んでいます。そんな中でぜひご協力いただきたい、と。ほんまに何のためにやっとる工事や、安全対策でしょ。あっこの角で人が巻き込まれて死んだわけでしょ。だから拡幅するんでしょ。(担当者)2人が行って難しければ、私が行きますけど。私が行って土下座でもしますわ。市民の安全のためやろ、腹立ってんのわ。何を仕事してんねん。しんどい仕事やから尊い、相手がややこしいから美しいんですよ。後回しにしてどないすんねん、一番しんどい仕事からせえよ。市民の安全のためやないか。言いたいのはそれや。そのためにしんどい仕事するんや、役所は」
引用:https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201901/0012019280.shtml
このやり取りをみると明らかに職員の職務怠慢ですね。
でもこれは職員だけの責任でもなさそうです。行政組織に見られる構造的な問題のようです。結局めんどうな仕事は、すべて後回し、管理職も進捗をチェックしないし、担当任期は2年~3年と短い。誰も責任をとらずに、責任の所在も不明なまま。
まさにお役所仕事の典型ですよね。市長の立場であれば、怒って当然だと思います。確かに発言内容はパワハラ発言なんですけど。言っている内容は、至極当然のことだと思います。市民目線で素晴らしい市長ではないかと思います。
発覚後は、言い訳もなくきちんと謝罪されているのでその対応も潔かったです。
今後は、行政の組織的問題にメスを入れていってほしいですね。明石市民が今回の件を含めて4月の選挙でどのような判断を下すのか見てみたいですね。
ただなんとも後味が悪いのは、1年以上前に起こった今回の件が今頃メディアにリークされて、パワハラ発言だけを切り取って報道されるというのは、4月選挙を睨んだ対抗勢力による泉市長への攻撃という側面もあります。
選挙前にはかならず候補者のスキャンダル報道が出てくるのでなんだかなあという感じですね。
表面的な情報に踊らされることなく、見極めていく力がますます必要になってきているように感じます。
明石市長が辞職を決断!なぜ?
「火をつけてこい」と暴言の明石市長 辞職へ
明石市の泉房穂市長はおととし6月、幹部職員に対し「立ち退きさせてこい。火をつけて捕まってこい」などと暴言を浴びせたとして、先月29日に記者会見を開き、陳謝していましたhttps://t.co/PCCWEmcgd7#nhk_news #nhk_video pic.twitter.com/V4mAcb4wMb— NHKニュース (@nhk_news) 2019年2月1日
全国的なパワハラ報道を受けて、明石市長が辞職を決断しました。会見は、涙をこらえながらのものでした。
今回のパワハラ騒動があまりにも大きくなったことで明石市民に迷惑をかけてしまったことに責任を感じているようです。
しかし、現実的には市長が任期満了前に辞職した場合、50日以内に選挙することが決められています。
ということは、2月2日付けで辞職ですから3月23日までに選挙をおこなうことになります。
それで新しい市長が誕生しても任期は、3月末ですから4月の統一地方選挙でまた選挙をすることになり、2回連続選挙という事態になります。
市民にとっては、結構めんどうな事態ですね。
泉元市長がこの2回連続選挙という特殊な事態になることを知らずに、このタイミングで辞職をしたとは考えられないので、何か意図があっての辞職と勘ぐってしまいますね。
政治の世界はなんだか足の引っ張り合いのようなイメージが強くなってしまいます。困ったものです。
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