世界的な芸術家・岡本太郎の遺作「太陽の塔」、2018年3月からいよいよ48年ぶりに内部公開されます。内部公開はいつからいつまでか?この貴重な機会を逃さないための情報をお届けします。
さらにこの機会に「太陽の塔」についてその顔の意味や制作秘話などをまとめてみました!それでは見ていきましょう!
「太陽の塔」2018年の内部公開はいつまで?
まずは公式ホームページからの情報をピックアップしてみました!
内部公開期間は、2018年3月18日~となりますが、完全予約制で人数制限がありますですのでご注意を!予約方法は公式ホームページ内の予約ページから受け付けています。
予約方法は、一般予約と寄付者先行予約があります。それぞれの方法について見ていきましょう。
一般予約の方法
一般予約方法の詳細は、以下の通りです。
- 一般予約受付開始日時:2018年1月19日(金曜日)10時から
- 入館予約可能期間:予約手続日の4か月先まで予約可能(先着順)
- 2018年1月19日(金曜日)は、2018年3月19日(月曜日)から2018年5月18日(金曜日)までの入館分の予約が可能です。
- 2018年5月19日(土曜日)の入館分は、2018年1月20日(土曜日)から予約可能とし、以降1日ごとに受け付け。
- ということは、ずっと公開されるということですね
- 予約可能人数について:1回の申込みにつき、最大6名まで
- 予約手続きをした日から1か月間は申し込みはできません。(1月19日に予約手続きをした場合、2月18日までは予約不可)
- 来館日当日について:予約完了後に発券される「QRコード」を印刷機で印刷又は携帯電話等の画面に表示し、自然文化園各ゲート有人窓口または太陽の塔受付窓口に提示。
- その他注意点:本人確認があります!予約手続きをした方の身分証明書(運転免許証、保険証、パスポート、マイナンバーカード等)を持参
1月19日からの予約開始時は、予約が集中しサーバーがダウンする事態も発生しましたが、現在は復旧して予約ページから予約できる状態になっています。3月19日からはまだ空いている状況です。
寄附者先行予約について
「太陽の塔内部再生」事業にかかる寄附金に、個人5万円以上、法人・団体100万円以上、寄附された方を対象に先行予約が可能です。
- 寄附者先行予約受付期間:2017年12月21日(木曜日)10時~2018年5月18日(金曜日)まで
- 入館予約可能期間:2018年3月19日(月曜日)~2018年9月18日(火曜日)まで
- 予約可能人数について:先行予約チケット1枚につき1名の予約が可能
- 来館日当日について:予約完了後に発券される「QRコード」を印刷機で印刷又は携帯電話等の画面に表示し、自然文化園各ゲート有人窓口または太陽の塔受付窓口に提示。
- その他注意点:本人確認があります!予約手続きをした方の身分証明書(運転免許証、保険証、パスポート、マイナンバーカード等)を持参
寄付金の募集は、2018年1月31日(水曜日)まで受け付けています!
寄付金の募集について
2017年12月末までの寄付金の状況については、こちらです。
寄付件数2000件弱で1億3100万円の寄付金が集まっていますね。ざっくり計算すると1件あたり67,000円の寄付額です。さすがに知名度ありますね。
まだ2018年1月31日までプレミア特典付きで募集していますので興味がある方は寄付を!
いつまでも募集してませんのでお早めに!
ふるさと納税でも寄付ができます!募集ページはこちら!
ちなみに特典は、こんなものです。
定番のポストカードですね。デザインがシンプルでいいですね。
続いて、記念メダルです。
1970年の万国博覧会の時に制作された公式記念メダルの銅メダルを内蔵したしものです。
次からの記念品は、先行予約チケット付きになります。
岡本太郎のサインもプリントされたものでデザインもカッコイイですね。
寄付額がやや高額になってきましたが、黒と白の絵皿2枚組です。
カップと同じモチーフの岡本太郎のサイン入りデッサン画がプリントされています。
最後は、寄付額50万円以上となりますが岡本太郎のサイン入りデザイン画の版画(シリアルナンバー入り)です。
どれもいいですが、個人的には「カップ&ソーサー」が実用的でデザインもいいですね。でもマグカップ単体とかもラインナップしてほしかったかな。今後に期待します。
「太陽の塔」の顔4つの意味に驚き!
非常に有名な「太陽の塔」ですが、実は「4つの顔」があることを知っている人はどれくらいいるのでしょうか?
地上から見える3つの顔については、あ!見たことあると言われる人は多いかと思います。3つの顔とその意味について見てみましょう。
塔の一番上にある顔
引用:http://taiyounotou-expo70.jp/
なんかフクロウの顔を彷彿とさせるデザインですね。黄金に輝く「黄金の顔」、輝く未来の象徴を意味しています。
続いて塔の正面、中央部にあるメインの顔ですね。「太陽の顔」、現在の象徴です。
この顔は、一番印象に残っている人も多いのではないでしょうか。なんとも特徴的な顔で左右非対称なのが見る角度によって顔の表情に変化があるので面白いです。
岡本太郎さんは、縄文時代の土偶にも影響を受けていたといわれているのでそういう目線でみると縄文土偶の顔にも似ていますね。
土偶と見比べると目の雰囲気が似ているポイントかもしれません。
3つ目の顔は、塔の背面側にあるちょっとブラックなイメージの顔ですね。名前もまさに「黒い太陽」、過去の象徴の意味しています。
塔の裏側をあまり注意して見る人は少ないかもしれませんが、ちょっと目つきの悪い太陽がいますね。制作当時(1970年)は、まだ戦争の記憶が新しい時代ですので、過去の暗い戦争を意味したもののようです。
そして最後は4番目の顔ですが、実は現在行方不明となっています。1970年の博覧会当時はテーマ館の地下にも巨大な展示空間があり、「地底の太陽」と名付けられた第4の顔の巨大な作品(高さ約3メートル、全長約11メートル)が展示されていました。その当時の写真がこちらです。
地下にも顔があったんですね。驚きです。博覧会の撤去作業後、現在まで行方不明のままです。この顔の意味は何だったんでしょうか?黄金に輝いている太陽からその波動が広がっているイメージですので地球のエネルギーを意味しているのでしょうか。
どこかに眠っていることを期待したいですね。2018年、地下からひょっこりと出てきてくれないかな~。
第4(4つ目)の顔が復活!?
48年ぶりの内部公開にあたって、大阪府が約18億円をかけて実施した内部復元プロジェクトには、第4の顔の復元も含まれていました。
復元の模様が朝日新聞デジタルで公開されていましたので見てみましょう。
1971年当時の資料映像から忠実に復元されたようです。今回の復元では、最新のプロジェクションマッピング技術も導入されて、造形+音+映像という見せ方になっているようです。
まだ実際の復元を見れていませんので早く見たいと思っています。
まとめ
- 48年ぶりの内部公開は、2018年3月18日から完全予約制でスタート!ホームページからの予約は1月19日から受付中!
- いつまで公開するのかは、未定。何か問題が発生しないかぎりはずっと公開。
- 太陽の塔の顔3つにはそれぞれ意味があり、実は4つの顔もあった!
- 第4(4つ目)の顔は現在も行方不明!
- 今回の内部公開にあたって、第4(4つ目)の顔が完全復元!
岡本太郎作の「太陽の塔」の魅力は尽きないですね。第4の顔があったことには驚きです。個人的には一番魅力的な作品だと思います。その実物が行方不明とは非常に残念ですね。
でも、今回完全復元されて、最新の技術とも融合して見ると事ができるようになっているので楽しみです。
でも本物が2018年から2020年の東京オリンピックという節目の時代に第4(4つ目)の顔が出てきてくれないかなあと密かに期待しています。本当に出てきたら世界的なビックニュースですけどね!
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