2018年6月18日AM8時ごろにM6.1の地震が大阪府北部で発生しました。
震源は、今まで大きな地震がないポイントでした。
いったいどの断層帯が影響しているのでしょうか?
今後また地震がくるのかどうかについても、
最新の情報を見てみたいと思います。
大阪府北部地震はどの断層が動いたか?
最新の情報では、政府の地震調査委員会によると震源地周辺の三つの活断層帯が関連している可能性が高いと発表しています。
その三つの断層帯は、震源の近くに東西方向に延びる有馬―高槻断層帯、南北方向に走る生駒断層帯と上町断層帯です。
上の断層地図の赤線枠の断層が関連している可能性が高く、今回の震源はそれら3つの断層がちょうど交わるポイント付近で起こっています。
素人的に断層地図だけ見てると京都西断層帯も関連しているようにも見えますね。
まあとにかく地図をみると今回の震源ポイントがいくつかの断層が集まるポイントのように見えます。
また、いくつか報道では1596年の慶長伏見地震(M7・5)を起こした有馬-高槻断層帯の東側に位置しているため、約400年ぶりに活動した可能性を指摘しています。
本震はこれからくるのか!?
今回の6月18日の地震が本震の前の前震の可能性も高いです。
近年に発生した比較的大きな地震では、前震から1~2日以内に本震が起こっています。
熊本地震のデータ
- 前震:4月14日21時26分
- 前震:4月15日00時03分
- 本震:4月16日01時25分
東北大震災のデータ
- 前震:3月09日11時45分
- 前震:3月10日06時23分
- 本震:3月11日14時46分
データを見るといずれも前震から連続して地震が続くという傾向があります。
今回の大阪北部地震もいくつかの断層が交わるポイントであるため、連鎖的に他の断層が動く可能性も否定できません。
今後2日~1週間は最大限の警戒が必要です。
最新解析情報・周辺断層に新たにひずみ蓄積!要注意!
上のTV画像は、2018年6月21日(木)NHK朝のニュース報道の一コマです。このニュースでは、国の地震調査委員会の最新の解析結果から、有馬ー高槻断層帯、上町断層帯、生駒断層帯に新たにひずみが蓄積されていることが判明したと報じています。
画像は、地中の立体図ですが、赤い部分がひずみの蓄積が大きい部分です。今回の大阪北部地震で3つの活断層に新たにひずみが発生していることが判明しています。
もし、これらの活断層がズレ動いた場合は、M7.0~7.5程度の地震が発生する可能性が指摘されました。
今回の北部地震をきっかけにさらに大きな地震の発生リスクが高まったということです。
さらに警戒、備えが必要でしょう。
まとめ
- 大阪北部地震の断層は、3つの断層が影響している可能性あり。
- 6月18日の地震は、本震の前の前震の可能性もある。
- 今後1週間は、最大限の警戒が必要。
- 周辺断層にあらたなひずみが発生、警戒、備えが必要。
都市部での地震は、どうしても人工物の影響で被害が大きくなってしまいます。
日頃の備えが重要だとつくづく感じます。
最近、全国的に大きな地震が頻発しているように感じます。東京直下型や南海トラフ地震など近い将来必ず起こると言われている巨大地震もあります。
とても不安ですが、実際に起こった時のことを想定して、備えをしっかりとしておきたいと思います。
最新情報追記
震源は、前回の北部地震に近いところですね。前回地震の余震なのでしょう。引き続き警戒が必要ですね。
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