洗濯マグちゃんをしばらく使っていると、あれ!?なんだかまた洗濯物が臭ってきたとわかるときがあります。
洗濯マグちゃん!効果ないじゃん!と思ってしまうかもしれませんが、いやいやちょっと待ってください!!
洗濯マグちゃんはメンテナンス(お手入れ)・洗浄をしてあげることで再生、復活するんです。
その方法をご紹介します。
早速いってみましょう!
洗濯マグちゃんのメンテナンス(お手入れ)、再生方法とは?
洗濯マグちゃんは、材料が高純度のマグネシウムの粒です。
洗濯マグちゃんの中には、このような高純度のマグネシウムの粒が入っています。
洗濯マグちゃんの洗浄+消臭効果の秘密は、マグネシウムが水道水と反応することでアルカリイオン水を作り出して高い洗浄力を発揮し、発生した水素が高い抗菌・殺菌作用を発揮することです。
これは、高校の化学でならったことがあるかもしれませんが、化学式で表すと次の反応式になります。
「Mg(マグネシウム) + 2H2O(水) ⇒ Mg(OH)2(水酸化マグネシウム) + H2(水素)」
この化学式を説明するとマグネシウムが水と反応すると水酸化マグネシウムと水素ができるということです。
洗濯のたびにこの反応が起きているので元のマグネシウムは徐々に小さくなっていきます。
そのためにメーカーさんでも300回以上は十分に使えますと言っていますが、使用限度もあるということになります。
この反応が素直に発生するのは、マグネシウムの表面に酸化膜が形成されていないときだけです。
洗濯マグちゃんを開封すると空気中の酸素の影響でマグネシウムの表面が酸化して
されていきます。表面が酸化していないマグネシウムは、綺麗なシルバーですが酸化するとくすんできます。イメージは銀製品がだんだんと酸化して黒っぽくなっていくイメージです。
洗濯マグちゃんは使用するたびにマグネシウムの表面に酸化膜が出来てきて、水に入れても正規の反応が鈍くなってきます。
そうすると本来の洗浄力も消臭効果もだんだんと落ちてきて、洗濯物がまた臭ってくるということになります。
この解決策は、マグネシウムの酸化膜を除去してあげればいいということになります。
どうするのか?
水で5~6倍に薄めた酢水に洗濯マグちゃんを10~15分程度浸けておけばOKです。
酢は、台所にある食酢で十分です。浸けすぎるとマグネシウムが溶けていくので注意です。
クエン酸でも同じような効果が得られるようです。クエン酸ではまだやったことがないので今度やってみたいとおもいます。
洗濯マグちゃんの中のマグネシウムの表面が見えればいいのですが、布の中でみえませんので洗濯物の臭い具合でメンテナンス時期を見極めるしかありませんね。
ただ何度か経験するとこれくらいの期間で臭ってくるというのがわかってくるので、ある程度の期間でメンテナンスしようと決まってくると思います。
この辺りのメンテナンス期間は、自宅の水道水の水質や使用頻度でも変わってくるので使いながら体得していくのがいいですね。
洗濯マグちゃんのメンテナンス(洗浄)お手入れをクエン酸でやってみた!
ちょうど1年ほど使用した洗濯マグちゃんが出てきたので、そろそろ新しいマグちゃんに交換のタイミングがやってきました。
メーカーでは、交換の目安を300回程度の使用と言っていますので、やや使いすぎの状態ですね。^^;
1年ほど使用した洗濯マグちゃんの中身(マグネシウム)がどうなっているのか?
気になりませんか?
気になって仕方がないのでどうせ捨てるならということで、
今回は、クエン酸の洗浄力を確認するためにもこの洗濯マグちゃんを解体して、中からマグネシウムの粒を取り出して、洗浄実験に使用しました。
その様子をレポートします^^;
洗濯マグちゃんの袋は思った以上しっかりしていた!3重構造にビックリ!
洗濯マグちゃんの袋を分解したところ、3重構造になっていて驚きました!
外側のやや粗めのメッシュの内側にさらに細かい網目がある2重構造で厚みもあるのでクッション性もいいですね。
そしてさらにマグネシウムの粒が入っているもっと目の細かいポリエチレン製の小袋があるという状態でした。
つまり3重構造でかなりしっかりとしています。これなら何百回洗濯しても破れてマグネシウムが出てきてしまうことはないでしょう!耐久性抜群ですね。
しっかりとした品質です。
1年使用したマグネシウムの粒はどうなっていたのか!?
買った時のマグネシウムがどうだったのかわからないので比較できないのですが、取り出したマグネシウムは、表面がなんだか白とグレーのまだら状でした。石ころの表面のような感じです。
多分これが酸化膜で覆われているマグネシウムなんだと思います。
重さを測ってみると!
1年使用後のマグネシウムの正味量は、31.5g!
新品の洗濯マグちゃんのマグネシウムの正味量は、50g。
ということは、-18.5g!
かなり小さくなっていることに驚きました!
クエン酸で洗浄してみると!
【用意したもの】
- クエン酸(顆粒)小さじ1 ※ホームセンターや百均で購入できます。
- ガラス製容器
- 水 約200ml
洗浄方法
クエン酸を水で溶かしてクエン酸水をつくります。
ここに使用済みのマグネシウムを入れます。
10分~15分そのまま放置。
マグネシウムをクエン酸水に入れるとすぐにブクブクと泡が発生し、水が白濁していきます。
反応してますね!マグネシウムの表面から細かな泡が激しく発生しているのがわかります。それに伴ってマグネシウムの表面が綺麗な銀色になっていきます。
15分ほどするとだんだんと泡の発生もおさまり、水が透明になっていきます。
これで洗濯マグちゃんのメンテナンス・洗浄は完了です。
ちなみにこの時の水のPhをリトマス試験紙でみてみると、
8~9番の色味なので、弱アルカリ性でした。
洗浄後のマグネシウムの輝きにビックリ!
洗浄後のマグネシウムは、ほんとにピカピカです。本来はこんなに綺麗なんだと感動!
表面のまだら状のものもなくなり、銀色の輝きが眩しいです。(^^)
洗浄後のマグネシウムの重さを測ってみると!
29.7g! おー!軽くなってるー!
洗浄前は、31.5g ⇒ 洗浄後 29.7gに、マイナス1.8g!約6%減少!
洗濯マグちゃんは使用、洗浄のたびに小さくなっていくんですね~^^;
メーカーさんが300回程度以上(約1年間)で交換を推奨しているのもわかる気がします。
使用後の洗濯マグちゃんの処分方法は?
使用後の洗濯マグちゃんのマグネシウム粒は、不燃物として処理するか、肥料として庭や鉢、プランターの植物に与えるといいそうです。
植物に効果があるのは嬉しいですね。捨てるのはもったいないですね。
今回は、洗浄したマグネシウムがあまりに綺麗だったので、小びんにいれてディスプレイすることにしました。^^;
まとめ
- 洗濯マグちゃんは、定期的なメンテナンス(お手入れ)洗浄をしたほうが効果が持続する。
- 洗濯マグちゃんのお手入れは、台所にある食酢に10~15分浸けておくだけ。
- 洗濯マグちゃんのお手入れ・洗浄は、クエン酸(顆粒)でもOK。
洗濯マグちゃんの効果を持続させるためにもメンテナンスは必要です。
上手に使って環境にやさしい洗濯をしていきましょう。
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