キンドリングクラッカーというとても便利な薪割り道具がありますよね。
オーストラリアの少女が考案したということで話題になったこともあります。
実際に購入してみて、使い勝手もわかっているのでとてもよくできた道具だと思っています。
中国製のキンドリングクラッカーのコピー品もネット通販で安く販売されていますが、あれはつかえないので注意してくださいね。
キンドリングクラッカーが気持ちよく割れるのは、刃の形状が薪割り斧の刃と同じような形状だからです。
コピー品は、このポイントがわかっていないので、使い物になりません。
さて、この刃の形状を真似れば、キンドリングクラッカーと同等の機能を持つものが自作できるんじゃね!!と思いつき、
しばらく考えてみて、
そうだ!!自分の薪割り斧をそのまま使えばいいじゃん!!とひらめき自作してみたので、レポートしてみます。
まあ、かなりシンプルで簡単に作ったので見栄えは本家のキンドリングクラッカーとは比べ物になりませんm(_ _)m
というか薪割り斧を固定しただけです。
まあ、見てやってください。
キンドリングクラッカーを斧で簡単に自作してみた!手作り感満載だけど使える!
上の画像は、薪割り斧を固定するのを思いつき、ぱぱっと自作してみた斧の固定の様子です。
大きめの玉切りした丸太に斧を固定するための溝をチェーンソーとノミで彫っています。
柄のほうは、斧の台と同じ高さになるように小径の丸太材を井桁に組んでいるだけです。
完全なプロトタイプです。
これでも十分にキンドリングクラッカー的な機能は発揮してくれました!
たださすがに安定感があまりないので力を入れて叩くと柄のほうが反動でずれたりします。
さらに安定感を持たせるために斧をはめ込む台と柄を固定する台を大きな玉切り材に変更してみました。
自作パート2(Ver.1)キンドリングクラッカー的薪割り
固定する台をこれくらいの大きさにするとかなりの安定感です。
斧が全くブレません。
改良点は、
- 斧刃の頭部をはめ込む部分をそこそこシビアにノミで彫り込み
- 彫り込みの深さは、3cmほどです。
- 今回の彫り込みは、ノミだけで彫り込みましたが、太めのドリルがあれば、いくつか穴をあけてノミでバリをとればもっと早く彫り込みできますね。
- 柄の固定台も柄の幅に合わせて溝をチェーンソーとノミで彫り込み
- ※柄がしっかりとはまりこむ深さの溝が理想、自作では2/3ほど嵌っています。
- 柄の部分も溝にはめ込むことで横ズレの心配がなく、かなり安定します。
加工時間は、15分ほどです。
太めの玉切り材とチェーンソーとノミがあれば簡単に加工できます。
玉切り材の長さは、40cmです。
我が家の薪材の長さが40cmがベストなので、ある材料でつくってみたところ高さ的にも問題なく使えました。
自作キンドリングクラッカー的薪割りの実際の使用感は?
プロトタイプに比べると台を大きくしたのと柄の固定のために溝を彫ったので、安定感は抜群にアップしました。
小径の薪割りには十分に使えます。
手持ちの薪割り斧が小径の薪割りに使えるととても便利です。
わざわざキンドリングクラッカーを買う必要ななくなりますね。
ただ、注意点もあります。
自作キンドリングクラッカー的薪割りの使用上の注意点とは?
実際に割るときの自分の立ち位置に注意が必要です。
キンドリングクラッカーは、枠があるので割れた薪が飛び散ることはあまりありませんが、
自作の場合は、枠がありませんの勢いよく割れると薪が飛び散ることがあるので注意が必要です。
作業する立ち位置が悪いと自分のほうに薪が飛んでくるので、自分の脚のスネなどに直撃して痛い思いをします。
そうならないためにも作業時の立ち位置は、斧の刃と平行にハンマーを振り下ろす立ち位置をおすすめします。
柄をまたいで作業してもいいですが、おすすめは斧の先端部側に立って、斧刃と柄がまっすぐに見える位置がいいですね。
この位置だと薪を割ったときに半分に割れた薪が自分からみて左右に広がって割れるので自分のほうに飛んでくることはほとんどありません。
まとめ
キンドリングクラッカー的薪割りを自作してみた結果、なかなか使えることが判明!
手持ちの薪割り斧が一工夫でそのまま使えるので経済的です。
ただ、キンドリングクラッカーのほうがより安全だしスタイリッシュなので、女性や子供が薪割りするならおすすめですね。
キャンプ場などにも持ちこんで焚き火用の薪を作ったりもしやすいと思います。
キンドリングクラッカーについての記事は、こちら↓↓↓です。
手っ取り早く小径の薪を割りたい場合は、手持ちの薪割り斧を使って自作してもらえれば便利に使えると思います
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