2018年9月前半は、台風21号が四国、近畿などに甚大な被害を及ぼし、その数日後に北海道で震度7を記録する大地震が襲いました。
他にも今年の夏は、中国地方に集中豪雨で大規模な水害も発生したり、猛暑だったりと異常気象が続いています。
台風の発生ペースも近年にないハイペースで発生しています。
そして、台風22号に発達しそうな熱帯低気圧がマーシャル諸島近海に発生しています。
今後の予想進路や規模について、現段階の最新情報を調査してみました。
早速見ていきましょう!
台風22号のたまご発生中!現在地はどこ?
2018年9月7日18時現在、台風22号に発達しそうな熱帯低気圧が発生しています。
気象庁の天気図から見てみましょう。
この熱帯低気圧の位置は、まだ日本の南南東のはるか沖合・マーシャル諸島付近です。
続いて、アメリカ海軍とアメリカ空軍が共同で設置した合同台風警報センター(JTWC: Joint Typhoon Warning Center)の警報画面を見てみましょう。
こちらの画像は、9月7日時点の最新画像です。衛生画像に台風に発達しそうな低気圧を色分けでマークしています。
この中で要注意なのは、TD26Wと赤字で表示されている熱帯低気圧です。台風に発達する可能性が高いということで警告マークになっています。この数字の意味は、今年26番目の熱帯低気圧ということです。
JTWCの役割は、
アメリカ国防総省と合衆国およびミクロネシア地域住民の利益に供する為、北西太平洋地域、南太平洋地域、インド洋地域で発生する台風および熱帯低気圧について監視し、警報を発する任務を負う。
アメリカ国防総省に所属するすべての部署に情報を提供し、世界各国と連携して船舶および航空機の安全な航行を保障するために活動している
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/
アメリカ国民の安全のために台風や熱帯低気圧を監視し警報を発信していますが、インターネット上に公開されていて誰でも見れるようになっています。
台風と熱帯低気圧の監視に特化しているので画像をぱっと見てわかりやすいですね。
気象庁のデータと合わせて見ておくと良いと思います。
あともう一つの情報元としてわかりやすいサイトがあります。
それは、Windy.comです。
視覚的に素人でもわかりやすいのでご自身のブラウザーにブックマークしておくことをオススメします。スマホアプリもありますので便利です。
要注意すべき熱帯低気圧は、この画面の右下すみに「L1009」と表示されています。
この画面は風の状況が色と風向きがわかりやすい表示で見ることができます。
わかりやすいですよね。
台風22号のたまご(熱帯低気圧)の今後の予想進路や規模は?
台風22号のたまご(熱帯低気圧)の今後の予想進路については、先程の気象庁の天気図に進路予報円が表示されていましたが、ほぼ真西に進行するようです。
Windy.comでは、現在10日後までの予想が画面上で可能です。画面下の日付のスライダーを移動させることで自分の好きな日時の予想画面を見ることができます。
それで見ていくと台風として発達するのは、9日(日曜日)の午前中のようです。
気圧1003hPaまで発達しています。中心の風も強くなってきていますね。
この時点では、グアム島近海まで進行し、台風としてかなり発達してますね。中心の気圧は、977hPaです。
日本に驚異となりそうなのは、9月15日以降のようです。
この時点で沖縄にはかなり接近する予想です。中心の気圧は、934hPaで超大型台風の予想になっています。このクラスは、相当にヤバイ危険な台風です。
15日以降の予想進路が気になるところですが、現時点ですとまだ不確定要素がありすぎますね。後日、最新情報を更新したいと思います。
台風22号(マンクット)の最新情報!
ウェザーニュースによると、
9月7日(金)21時にマーシャル諸島近海の熱帯低気圧が台風22号(マンクット)になりました。9月に入ってからは初の台風発生です。
中心気圧は1000hPa、中心付近の最大風速は18m/sで、北西に時速20kmで進んでいます。
引用:https://weathernews.jp/s/topics/201809/070235/
予想どおり台風22号になりました。今後の予想進路ですが、ウェザーニュースの進路予報では、以下の通りです。
太平洋高気圧のへりを迂回するように西から西北西の進路になりそうです。
【豆知識】台風の名前の決め方とは?
今回の台風22号は、タイ語で「マンクット」と名付けられました。意味は、東南アジアのトロピカルフルーツ・マンゴスチンだそうです。世界三大フルーツ(パイナップル、チェリモヤ、マンゴスチン)の一つだそうです。
マンゴスチンって食べたこともないし、見たことないですね。
マンゴスチンは、「果物の女王」と言われているそうで、とても美味しいらしい。いつか食べてみたいものです。
さて、台風の名前の決め方ですが、北西太平洋または南シナ海で発生する台風防災に関する各国の政府間組織の「台風委員会」の加盟国(日本含む14カ国が加盟)が提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
2000年(平成12年)からこの運用が開始されていて、第1号はカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」の名前が付けられました。現在の台風22号(マンクット)は、26番目ですが140個すべてがつけられるとはじめに戻るルールだそうです。一巡するには約5年ほどかかります。
台風の名前リストは、気象庁のホームページに一覧があります。>>>こちら
ちなみに台風23号が発生したら名前は、27番目のアメリカが提案した「バリジャット」です。意味は、風や波の影響を受けた沿岸地域の地名のようです。
まとめ
- 次にくる台風22号は、2018年9月7日時点でマーシャル諸島近海に熱帯低気圧として発達。7日21時に台風22号(マンクット)になりました。
- Windy.comの予想では、2018年9月15日頃沖縄の南の海上まで接近。
- 台風22号の規模は、超大型台風になる予想。かなり危険な台風になりそう。
現時点(9月7日)では、正確な進路を想定するのが難しいですが、かなり大型の台風に発達する可能性があって、9月15日以降の天気しだいでは、日本に接近する可能性も否定できません。
場合によっては、今回の21号と同クラスかそれ以上の規模になる可能性も考えつつ、今からできる準備はしておいたほうがいいかもしれません。
できる準備としては、防災グッズの再チェック、食料備蓄の用意、買い足しなどでしょうか。
今後の22号のたまごの進路などの情報には要注意です。必要に応じて更新していきます。
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