国宝の縄文時代の土偶が5点も勢そろいする展示会が2019年秋に長野県の歴史館で企画されていることがわかりました。
早速、くわしい内容を見ていきたいと思います。
【長野県立歴史館】国宝縄文土偶の企画展(2019秋)いつからいつまで?
長野県歴史館に国宝縄文土偶が5点が一同に勢ぞろいする企画展が2019年秋に開催される予定です。
具体的な開催日時は、
- 2019年10月26日~11月10日の16日間の予定
どんな国宝縄文土偶が展示されるのか?
信濃毎日新聞の記事によると以下の5点の国宝縄文土偶です。
- 縄文のビーナス(茅野市尖石縄文考古館所蔵)
- 仮面の女神(茅野市尖石縄文考古館所蔵)
- 中空土偶(函館市縄文文化交流センター所蔵)
- 合掌土偶(青森県八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館所蔵)
- 縄文の女神(山梨県立博物館所蔵)
これだけの国宝土偶が一同に集めた展示企画は、2009年の英国・大英博物館の展示以降5回あって、地方で開催されるのは初めてだそうです。長野県に国宝土偶が2体もあるので長野県で開催されるのも納得です。
この5点の土偶が展示されたのは、昨年(2018年)東京国立博物館でも「縄文ー1万年の美の鼓動」を開催して、35万人の観覧者を集めて縄文土偶の関心の高さが証明されています。
【9月2日(日) 縄文展は閉幕いたしました】
特別展「縄文―1万年の美の鼓動」は先ほど閉幕いたしました。
ご来場いただいたすべてのお客さま、そして地域の宝物をお貸し出しくださったご所蔵者のみなさまに心より御礼申しあげます。
ありがとうございました!#縄文展 pic.twitter.com/zh0YSNHSoc— 特別展「縄文―1万年の美の鼓動」公式 (@jomon_kodo) 2018年9月2日
これらの5点の土偶は、縄文時代中期(約5500年前)から晩期(約2800年前)までの3000年近い間に中部、東日本で作られた土偶です。どれも個性的で縄文時代といっても文化の多様性が感じられるものです。
しかし、そんな何千年も前のものがほぼ完全な形で現代に見られるとはなんとも不思議な感じです。
長野県立歴史館について
長野市の中心街から南に位置する千曲市にあります。東京から新幹線で来る場合は、長野駅か上田駅で降りて、しなの鉄道に乗換えて屋代駅か屋代高校駅前で下車することになります。電車の場合はちょっと不便なところにあります。
駅からは、タクシーで博物館までいったほうが便利です。天気がよければ町並みを散策しながら徒歩でも25分程度です。
- 場所 長野県千曲市大字屋代260-6(科野の里歴史公園内)
- 電話 026-274-2000
- アクセス
- 電車の場合 しなの鉄道屋代駅または屋代高校前駅から徒歩25分
- 車・高速バスの場合 長野自動車道更埴I.Cから車5分、高速道路バス停「上信越道 屋代」より徒歩3分
- 開館時間
- 3月~11月:午前9時~午後5時(ただし、入館は午後4時30分まで)
12月~2月:午前9時~午後4時(ただし、入館は午後3時30分まで)
- 3月~11月:午前9時~午後5時(ただし、入館は午後4時30分まで)
- 休館日 毎週月曜日(祝日、振替休日にあたるときは火曜日)と祝日の翌日
- 入館料
- 一般 常設300円(200円) 企画300円(200円) 常設+企画500円(400円)
大学生 常設150円(100円) 企画150円(100円) 常設+企画250円(200円)
※( )団体20名以上の料金
- 一般 常設300円(200円) 企画300円(200円) 常設+企画500円(400円)
長野県立歴史館のみどころとは?
せっかく長野県立歴史館までいったなら、ぜひ見ておきたいものがあります。それは、歴史館の裏山にある森将軍塚古墳です。長野県最大の前方後円墳で山の上に作られていて、現在は綺麗に整備されています。
ここに登ると長野市がある盆地(善光寺平)が一望できます。まさにこの地域を治めた当時(4世紀代)の国王の気持ちに思いを馳せることができます。とても気持ちのいい場所です。
まとめ
- 【長野県立歴史館】国宝縄文土偶の企画展(2019秋)は、2019年10月26日~11月10日の16日間の予定。
- 長野県立歴史館は、長野県千曲市にある。
- 長野県立歴史館には、森将軍塚古墳という長野県最大の前方後円墳もあり、一見の価値あり。
国宝縄文土偶が5点もそろう展示会は、貴重ですね。縄文は、人気も出てきていますので観覧者も増えそうです。早めに計画して見に行きたいですね。
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