2019年4月18日(木)に実施された全国学力・学習状況調査で今年度から新たに実施された中学3年生の英語のスピーキングの内容について調べてみました。
実際に受けた中学生の子供の感想もそのままレポートします。
それでは、行ってみましょう!
全国学力学習状況調査(2019)の中学3年生スピーキングの内容とは?
どのようにスピーキングの試験をしたかというところから説明します。
テスト会場は、学校にあるパソコン室を利用。
一人1台のパソコンを使って、マイク付きヘッドホンをつけてクラス全員が一斉に受けます。
はじめに自分の解答番号と整理番号をパソコンに入力してログインします。
ログインすると説明文がでてきて、ヘッドホンの音声確認をします。
その後、画面上の「調査開始」ボタンをクリックすると音声録音練習が1回だけあります。
問題数は、全5問です。回答には問題ごとに時間制限があります。
パソコンの画面にイラストが表示されます。そのイラストの内容についてヘッドホンから英語で質問が流れてきます。
そして、その質問に英語で答えるというものです。マイクがついているので英語で答えると自動的にPCに録音される仕組みになっているようです。
録音のタイミングで「プッシュ」音がなります。
はじめの質問は、短いセンテンスの質問が英語で流れてきます。
例えば、
質問文「When is she birthday?」
回答は、パソコンの画面にカレンダーのイラストがでてきて、それを見ながら適切な答えを英語で返答するという形式です。
他の問題は、二人が対話しているイラストが出てきて、その対話内容が英語でヘッドホンから流れてきます。
その内容を理解して、その対話に加わる形で何か質問がないかと振られるパターンの問題です。
最後の問題では、自分の将来の夢について2つの条件で英語で回答するものです。
- 1つ目は、何になりたいか?
- 2つ目は、その夢を叶えるために実際に今取り組んでいること、頑張っていること。
上記2つの項目について、30秒以内に英語で回答するというものです。
文部科学省に今回のスピーキングの内容について動画が公開されています。
全国学力学習状況調査(2019)の中学3年生スピーキングを受けてみた感想とは?
問題のレベルは、中1~中2レベルで比較的わかりやすい内容だった。
問題文の読み上げ速度は、ややゆっくり目な印象。
音声は、聞き取りやすく基本的に女性の声だった。
受けてみてわかった気になった点とは?
- 受ける設備上の問題でヘッドホンの性能が悪く、音漏れ、音量調節がよくわからずはじめの設定が大きすぎて耳が痛い。
- 隣の人との間隔が狭いので、喋ってる内容が聞こえてくる。ヘッドホンの遮音機能がほぼない状態だった。
- スタート時の調査開始ボタンを押すタイミングは各自で微妙にずれるので、早く押してしまった人は、先に回答をすることになります。もしその子が英語ができる子だとその回答を真似ることが可能になります。実際、そのような状態になりそのタイムラグを利用して先の人の回答を真似る人もいました。
今後の改善点
- ヘッドホンの遮音性能がいいものを採用する。
- スタートボタンは、一元的に先生が操作できるようにしたほうが各自のタイムラグがでないので良い。
- 音声の音量を調節できるようにしてほしい。
まとめ
- 全国学力学習状況調査(2019)の中学3年生スピーキングは、学校のパソコン教室を活用。
- 全国学力学習状況調査(2019)の中学3年生スピーキングの問題は中1~中2レベル。
- 全国学力学習状況調査(2019)の中学3年生スピーキングは、来年度に向けて改善の余地あり。
2019年度から実施された全国学力学習状況調査の中学3年生スピーキングについて、その内容と受けてみた感想についてレポートしました。
今回の調査結果については、今後公表されますがどんな結果になるのか非常に楽しみです。公表されたらその内容についてもレビューしたいと思います。
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