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【なつぞら】和菓子屋「雪月」のモデルが実在する!?六花亭で間違いない?

テレビ番組

NHKの朝ドラ「夏空」に登場する和菓子屋「雪月」のモデルが実在する北海道を代表する製菓メーカー「六花亭」と「柳月」ではないかと言われています。

実際のところは、「六花亭」なのか「柳月」なのかどちらなのでしょうか?

またネットでは、どちらのお店にも配慮した設定ではないかとも言われています。個人的には、「雪月」という店名設定からもハイブリッド設定があり得るなあーと思っています。

「雪月」という店名設定の秘密についても迫っていきたいと思います。

では、早速見ていきましょう!

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【なつぞら】和菓子屋「雪月」のモデルが実在する!?

引用:https://www.nhk.or.jp/natsuzora/special/urabanashi_02/

なつぞらに登場する和菓子屋「雪月」のモデルと言われているのは、「六花亭」「柳月」という現在北海道を代表する製菓メーカーです。

なつぞらの雪月は、小畑雪之助(安田顕)の父が北海道開拓移民第一世で帯広で開業した和菓子屋です。

アイデアマンの小畑雪之助は、戦後砂糖が手に入らない中ではちみつを使ってアイスクリームを使ったり、てん菜が原料のてんさい糖(ビート)を使ったおいしい創作菓子を次々と作り出していきます。

いずれ泰樹(草刈正雄)が作るバターを使ったお菓子を開発し、北海道を代表する製菓メーカーに発展させていく展開です。

この雪月の成長ストーリーが「六花亭」が北海道を代表する製菓メーカーに発展していく過程と似ていることから、雪月のモデルは六花亭と言われている理由です。

「六花亭」の歴史とは?

六花亭のもとは、札幌千秋庵(現・千秋庵)の創業者・岡部武二の弟である岡部勇吉が1933年に暖簾分けされてできた「帯広千秋庵」が母体です。

ただ創業者の岡部勇吉が体調を崩したことで1937年に甥の小田豊四郎に経営を引き継いでいます。

しかしタイミング悪く第二次世界大戦が始まり、小田豊四郎も兵隊として駆り出され休業を余儀なくされています。

終戦後は、小田豊四郎の帰還で店を再開しましたが、お菓子の原料となる小麦、砂糖などは使用できずに蜂蜜、たまご、牛乳だけでつくるアイスクリームの販売でなんとかしのいでいました。

物不足の中でもアイデアマンの小田豊四郎は、小麦のフスマ(小麦の製粉時にでる糠)とかぼちゃの餡でつくったかぼちゃ饅頭など人気のお菓子を開発していきました。

そしてついに「ひとつ鍋」という最中を1952年に販売し、大ヒット商品となりました。

この「ひとつ鍋」は、今でも六花亭の定番商品となっています。

さらに1968年には日本で初めてとなるホワイトチョコレートの製造販売を開始し、若者を中心に人気を博し、1977年に札幌へ進出するために「千秋庵」の暖簾を返上し、「六花亭」という屋号で再スタートすることになりました。

ここに現在の「六花亭」の創業があります。

この六花亭でのスタートを記念して発売したのが、今でも北海道土産のど定番「マルセイバターサンド」です。

マルセイバターサンドは、大ヒット商品となり帯広に工場を新設するほどでした。いまだにロングセラー商品ですから凄いです。

北海道にいったらかならずお土産に買って帰りますからね。(^q^)

「六花亭」の名前の由来とは?

「千秋庵」の暖簾をはずす決意をして新しい社名を考えていた小田豊四郎は、当時東大寺管長をつとめていた清水公照に相談し「北海道を代表する菓子屋になるように」という願いを込めて、北海道の代名詞・雪(雪の結晶・六花)にちなんだ社名にしたことによります。

実に良い社名ですよね。

現在、社名に込めた願いどおり北海道を代表する菓子屋に成長しています。

なつぞらの「雪月」は「六花亭」がモデルで間違いない!?

ここまで見てくるとなつぞらの「雪月」は、「六花亭(帯広千秋庵)」がモデルでしょと思ってしまいますね。

ですが、「雪月」の店名が引っかかってきます。

「雪月」のストーリー展開は、六花亭(帯広千秋庵)の発展の歴史と似ているわけです。

さらに「雪」=「雪の結晶・六花」ということもあり店名にも六花亭を匂わせる工夫が感じられます。

ですが、店名に「月」が入っていることで帯広のもう一つの製菓メーカーである「柳月」への配慮も感じてしまいますね。

製菓メーカー「柳月」とは?

柳月の創業は、1947年です。帯広市でアイスキャンディーの製造販売からスタートした歴史があります。

1965年に北海道開拓100年記念として1965年に発売したバウムクーヘンの「三方六」が大ヒットし、現在も北海道のお土産の定番となっていますね。

個人的には、柳月の「あんバタサン」も好きです。(^q^)

それはさておき柳月は、六花亭とならぶ帯広のお菓子メーカーさんです。

現在の柳月のホームページをみるとトップページで「なつぞら」を応援しています。コラボ菓子も発売中ですね。

引用:http://www.ryugetsu.co.jp/

「なつぞら」応援推進協議会なる団体が立ち上がっているようです。柳月さんも全面的にサポートしているということでしょう。

となればNHKとしても柳月さんの存在は無視できないでしょうから、十勝・帯広を代表する「六花亭」と「柳月」をイメージさせる「雪月」という菓子店を登場させることになったのではないかと思われます。

そう考えると「雪月」とは、実によく考えられた店名ですね。NHKさすがです!

まとめ

  • 【なつぞら】和菓子屋「雪月」のモデルは、「六花亭(帯広千秋庵)」で間違いないが、帯広のもう一つの製菓メーカー「柳月」さんへの配慮もありそう。
  • 六花亭(帯広千秋庵)の歴史は、北海道十勝・帯広の開拓史と重なる部分があり、そこからとれた農畜産物を活用して開発されたお菓子はいまだに人気がありロングセラー商品となっている。

「なつぞら」は、北海道の開拓史についても知ることができ、その開拓した土地からとれたものをどのように活用してきたのかという点についても理解が深まりますね。

六花亭や柳月さんについてもより詳しく知れたので、マルセイバターサンドや三方六をより味わうことができそうです。

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