2019年6月6日(木)放送の「秘密のケンミンショー」に長崎のご当地グルメ・トルコライスが登場です。
トルコライスって何???どんな食べ物?という疑問に思った方もまだまだ多いはずです。わたしも正直まだ食べたことがありません。^^;
このなんとも響きがいいネーミングの由来やトルコライスを考案した元祖のお店について調べてみました。
早速いってみましょう!
トルコライスの由来は?【ケンミンショー】
いろいろ調べてみるとトルコライス(トルコ風ライス)の由来は、諸説あるようです。その中でもどうやらこの説が有力ではないかというものを紹介します。
その説は、「土耳古飯(とるこめし)」起源説!
明治時代には、すでに「土耳古飯(とるこめし)」という料理が存在していたようです。この土耳古飯(とるこめし)がどんな料理かというと、
鶏肉または牛肉のスープで炊いたご飯をバター炒めにしたもの
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/
1882年(明治15年)3月1日に福沢諭吉によって創刊された『時事新報』という日刊紙の料理レシピ紹介コーナーに「土耳古飯」の作り方が紹介されています。※1893年(明治26年)10月21日号に掲載
また、1903年(明治36年)1月から1年間、報知新聞に連載された村井弦斎の「食道楽」にも土耳古飯(とるこめし)が登場します。
土耳古飯(とるこめし)の作り方をみるといわゆるピラフのことですね。
そもそもピラフは「ピラウ」というトルコ料理のことですから、明治時代には土耳古飯(とるこめし)=ピラウ=トルコ料理という認識があったのではないかと思われます。
この土耳古飯(とるこめし)をベースに豚カツやナポリタンをトッピングして一つの皿に盛った料理を「トルコライス」と命名してどこかのお店が提供しだして人気メニューとなり、口コミで広がっていったというのが実際のところかもしれません。
その初めて「土耳古飯」に豚カツやナポリタンをトッピングして出したお店は、現在ご当地グルメとして認定されている長崎県の長崎市内のどこかのお店ではないかと推測します。
トルコライスを考案した元祖のお店はどこ?
そこで気になるのがはじめに今風のトルコライスを開発した元祖のお店がどこなのかということです。
それは、九州最古の喫茶店としても有名なお店「ツル茶ん」です。
大正14年(1925年)の創業というだけあって歴史を感じさせる店構えですね。
- 住 所 〒850-0832 長崎県長崎市油屋町2−47
- 電話番号 095-824-2679
- 営業時間 9:00~21:00(ラストオーダー21:00まで)
- 定休日 年中無休(元旦のみ休業)
- アクセス 路面電車の「思案駅」から徒歩数分
「ツル茶ん(つるちゃん)」のトルコライスとは?
ツル茶んにはなんと2種類のトルコライスが存在しています。
一つは、昔ながらの豚カツとスパゲッティにカレーソースがかかった、いわゆるいトルコライス。
もう一つは、真正トルコライスと名付けられたトルコライスです。
長崎に来たらトルコライス!(テンプレ) 喫茶店ツル茶んで真正トルコライス1680円、ラム肉使用の新しくてかつ元祖なレシピですぞ☆ あからさまにケチャップ味のスパゲティ、カレー粉とサフランが同僚くらいの香り高いピラフ、との組み合わせもよく、9分完食のごちそうさまでした\(^o^)/ pic.twitter.com/cqmhgv3cFx
— よねざわいずみ (@yonezawaizumi) 2018年8月13日
真正というからには、これが本来のトルコライスということでしょう。
骨付きのラム肉がどんとのって、カレー粉とサフランで色付けされたライスにスパゲッティというトルコライスです。ツル茶んが言うには、今のトルコライスの祖先にあたるトルコライスを復活させたものが真正トルコライスだそうです。
このレシピは、長崎の郷土史家・中西哲さんが「長崎町人誌」で記したものを参考にしたそうです。
この真正トルコライスを見るとラム肉がある時点でイスラム圏の料理感が半端ないです。
真正トルコライスと命名されるのも納得してしまいます。
まとめ
- トルコライスの由来は諸説あるが、明治時代にはあった「土耳古飯(とるこめし)」から発展したメニューの可能性がある。
- トルコライスを考案した元祖のお店は、九州最古の喫茶店として有名な「ツル茶ん」の可能性が高い。
- ツル茶んのトルコライスは、昔ながらの懐かしいトルコライスと本来のトルコライスを復元した真正トルコライスがある。
本場長崎のトルコライス、食べにいってみたいですね。ツル茶んの真正トルコライスは食べてみたい(^q^)
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