オリーブオイルのおすすめ、本物を選ぶ方法とは?

オリーブオイルは、日本の健康ブームとも相まってとても人気のあるオイルになりました。普通のスーパーにいっても数種類は、並んでいますね。

でもその人気にあやかって、粗悪なオリーブオイルも出回るようになっています。

そんな偽物の粗悪なオリーブオイルを健康にもいいからと買ってしまって、逆に身体に悪影響を及ぼさないようにしたいものです。

そのためにも本物のオリーブオイルを選ぶ目を持っていきたいですね。

本物のオリーブオイルの見分け方とおすすめオリーブオイルを見ていきたいと思います。

早速行ってみましょう!

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オリーブオイルの品質基準はあるの?

オリーブオイルは、中東からヨーロッパでは、紀元前から作られていたものです。とても歴史が古く、一般的に料理、美容などにも利用されてきました。

そのために今では、オリーブオイルの品質を見極める制度がきちんとあり、その基準も明確です。

オリーブオイルは、年1回製造されますがその度に各製油所で製品の審査が厳格になされています。その審査基準に則ってラベリングされたオリーブオイルが流通しています。

オリーブオイルの審査基準とは?

国連下部組織である国際オリーブ協会(IOC)がオリーブオイルの国際規格を定めています。

IOCの定める品質基準では、オリーブオイルを細かく分類しています。

ところが日本では、日本農林規格(JAS)により定められますが、2種類のみです。

この国際規格とのズレが日本に偽物のオリーブオイルが出回るスキを作ってしまっています。日本でもこのズレを是正しようと、2010年9月に「一般社団法人日本オリーブ協会」が発足し、IOCへ加盟して国際規格の適用をすすめています。

IOCの基準とはどんなものでしょうか?

国際規格には「品質」と「純度」2つの基準があります。

品質検査では、化学的に分類されるような成分分析検査官能評価が行われます。

成分分析検査の項目は、以下の通りです。

引用:https://japan-olive.or.jp/world_standard.html

これだけの検査項目があれば、安心ですね。オリーブオイルの希少有効成分のポリフェノール値も測定されているのは、健康志向の強い人にはありがたい測定項目です。

気になる脂肪酸組成の分析項目は、以下の通りです。

引用:https://japan-olive.or.jp/world_standard.html

これだけの分析項目があれば全然問題ないですね。

もう一つの検査項目は、官能評価です。

この検査は、器機を使う検査ではなく、オリーブオイルの風味を人間の味覚・嗅覚で行う評価です。専門の訓練を受けた10人前後のテスターが、フルーティーさ、苦味、辛味など数多くの評価表にもとづいてチェックするというものです。

オリーブオイルのソムリエですね。

この官能評価によって、エキストラバージンオリーブオイルとして認められるか、それ以外のオリーブオイルとなるかが決まります。

オリーブオイルの品質を確定する非常に重要な検査ですね。

日本でこの官能評価をおこなおうとすると、人材の育成から行う必要があり、それなりの期間と費用がかかります。この辺が気になって調べてみると、一般社団法人日本オリーブオイルソムリエ協会という団体があり、オリーブオイルソムリエの育成をおこなっていますね。

かなり体系的にオリーブに関する入門から専門知識までが学べる講座が用意されています。

日本で唯一のオリーブオイルテイスターの専門育成機関のようです。

また、オリーブジャパンというオリーブオイルの品評会も主催しています。

今年(2018年)は、6月8日(金)から10日(日)まで二子玉川ライズガレリアでおこなわれます。

日本でもこういう活動がしっかりと根づいてきてるんですね。今まで知らなかっただけか・・・^^;

IOCのオリーブオイルの9分類とは?

IOCの9分類を表にしてみました。

分類  品質  酸度  その他所見
ヴァージンオリーブオイル エキストラヴァージンオリーブ  0.8%以下  官能検査ですべて優良
ファインヴァージンオリーブオイル  2.0%以下  官能検査で若干風味が欠損
オーディナリーヴァージンオリーブオイル  3.3%以下  官能検査で複数の欠点
ランパンテヴァージンオリーブオイル  3.3%以下  官能検査でより多くの欠点
その他オリーブオイル リファイン(精製)オリーブオイル  0.3%以下  ランパンテヴァージンオリーブオイルの脂肪酸組成を変えない範囲で精製したもの
ピュアオリーブオイル  1.0%以下  精製オリーブオイルにヴァージンオイルを混ぜたもの
クルードオリーブポマース(粗搾り粕)オイル    オリーブの搾り粕から溶剤で抽出したもの、精製工程用及び工業用
リファインオリーブポマースオイル  0.3%以下  クルードオリーブポマースオイルを精製したもの、食用
オリーブポマースオイル  1.0%以下  リファインオリーブポマースオイルとヴァージンオイルをブレンドしたもの※ピュアとの表示不可

このIOCの分類をみれば、食用で利用するオリーブオイルは、ヴァージンオリーブオイルの中でもエキストラヴァージンオリーブ、ファインヴァージンオイル、オーディナリーヴァージンオリーブオイルまでかと思います。

中でも最高品質のエキストラヴァージンオリーブオイルをドレッシングなどには使いたいですね。

日本のJAS規格ではどうか?

日本の場合は、区分が2つしかありません。

オリーブオイル精製オリーブオイルかです。エキストラヴァージンオリーブオイルという規格は存在していません。

でも店頭に並んでいるオリーブオイルのラベルには、すべて「エキストラヴァージンオリーブオリーブオイル」となっています。不思議ですね。

日本には、明確な基準がないためにグレードの落ちるヴァージンオリーブオイルをエキストラヴァージンオリーブとラベリングして販売しているものが多いと言われています。

国際規格では、本物ではないエキストラヴァージンオリーブオイルが「エキストラヴァージンオリーブオイル」として日本市場に出回っているということになります。

日本では、エキストラヴァージンオリーブオイルの8割が偽物と言われる理由もこの辺にありそうです。販売元からすれば、グレードの落ちる安いオリーブオイルを偽装して、販売することで利ざやが稼げるわけですからおいしい商売です。ヽ(`Д´)ノプンプン

日本人が本物のエキストラヴァージンオリーブオイルを知らずにいるというのも問題ですね。

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本物をみわけるポイントとは?

食品行政上で上記のような抜け穴があるなら、個人が本物のオリーブオイルをみわける知識や目をもたなければなりません。

その点で本物を見分けるポイントをいくつかご紹介したいと思います。

オリーブオイルのブランドで選ぶ。

間違いがないのは、毎年行われているオリーブの品評会で受賞したブランド、銘柄を選ぶ。例えば、先に紹介したオリーブジャパンでの受賞オリーブオイルであれば間違いはないです。 ⇒ 2017年のコンテスト受賞商品リスト

⇒ 2018年のコンテスト審査発表

遮光瓶(色付きビン)に入っているかどうかで選ぶ。

エキストラヴァージンオリーブオイルは、酸化しずいらオイルですが鮮度を保つために濃い色のビンに入っているものは、信用できる。

EUの認証マークがあるものを選ぶ。

引用:http://european-style.net/genuine-oliveoil-rank/

これらの認証マークがついていれば、間違いはないと思われます。特にDOPやBIO認証は、かなり厳格な認証制度だそうです。

  • DOP(Denominazione di Origine Protetta):その町や村でとれた作物を使い、全ての工程をその土地で行われたことを証明する最高ランクのマーク。工場検査もあり。
  • IGP(Indicazione Geografica Protetta):DOPよりも制限が緩く、「他所で摂れた作物を使ってこの土地で製造した」など、1工程だけその土地で行えば与えられるマーク。それでもEUの厳しい規格に適合した信頼できる製品です。
  • BIO:原料から肥料まで、人工的に手を加えず、自然のままに栽培し、加工したものの証明。年に2回の厳しい検査を通過したものに与えられる。

価格が安すぎるものは選ばない

国際規格をパスしたエキストラヴァージンオリーブオイルは、それだけ希少価値が高いので、それほど安くはありません。

日本への輸送費もかかってくるので、割高となります。安いと感じたものは、ラベルや賞味期限などよく確認してみましょう。

まとめ

  • 本物のエキストラヴァージンオリーブオイルといえるのは、IOCの国際規格をパスしたもの。
  • 日本には、エキストラヴァージンオリーブオイルの規格がない。
  • 日本のエキストラヴァージンオリーブオイルとうたっているオリーブオイルは、IOCの品質基準から外れるものが混じっている。
  • 本物のエキストラヴァージンオリーブオイルを選ぶポイントは、
    • ブランドで選ぶ。オリーブオイルコンテスト受賞商品を選ぶ
    • 遮光瓶を選ぶ
    • EU認証品を選ぶ
    • 安すぎるものは選ばない

あとは、実際にこれかなあと思うオリーブオイルを購入して、自分に合うかどうか、料理に合うかどうか試していくのがいいでしょう。

オリーブオイルは、自然のものですので毎年の天候によっても品質が大きく変わってきます。

ワインにも似たところがありますが、当たり年やハズレの年もあるものです。

オリーブオイルを選ぶ作業も結構楽しみではあるので、お気に入りのオリーブオイルを毎年選んでみてはどうでしょうか。

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