2019年1月の「世界一受けたい授業」では、在宅ケアの最新情報の紹介がありました。
最新在宅ケアの分野で日本ではもっとも注目されている小笠原文雄先生が講師でした。
とてもいい講義内容で在宅ケアのあり方を考えるいい機会でした。
内容をまとめておきたいと思います。
早速行ってみましょう!
小笠原文雄先生の最新在宅ケアの方法!
小笠原文雄先生が実践している在宅ケアの考え方は、人間らしい最後を迎えるためにとても必要なことだと感じましたね。
これからどんどん高齢化していく日本社会には必要な考え方だと強く思います。
在宅ケアに必要な考え方をまとめておきます。
- 自分が最後はどこでどんな風に迎えたいか生前からしっかりと考えておく。
- 自分の家で最後を迎えたいなら、周りの家族に自宅で死にたいという意思をしっかりと伝えておく、文章にしておくと良い。
- 医療・介護サービスをしっかりと活用する。
- 担当医師にも在宅ケアの意向をきちんと伝えておく。
- 家族は最後が近い場合は容態が急変しても、すぐに救急車は呼ばない。
小笠原先生の小笠原内科(岐阜在宅ケアクリニック)では、余命1週間と判断した患者さんの家族には、「救急車を呼ばずに訪問看護ステーションに電話をするように伝えているそうです。
そして、看護師が来るまでの時間は、ご家族のお別れの時間として使っうように話をしているそうです。
とてもいい方法だと思います。救急車を呼んでしまうと人工呼吸器をつけられて延命治療を施され、強制的に入院となります。
そうなると本人の自宅で最後を迎えたいという一番の希望が叶えられなくなってしまいます。
小笠原先生の在宅ケアの考え方、実践方法については、
2018年に出版された先生の著書「なんとめでたいご臨終」(小学館)に詳しく書いてあるのでさらに詳しく知りたい方は、読んでみることを強くオススメします。
小笠原内科(岐阜在宅ケアクリニック)の場所はどこ?
小笠原内科は、岐阜県にありますね。2018年10月に新築移転しています。
- 場所:岐阜県岐阜市加納栄町通5-12
- TEL: 058-273-5250
- FAX: 058-273-6063
アクセス
●JR岐阜駅(南口)を出て、
南へ直進 徒歩5分/車で2分
●岐阜バス「加納栄町通5」
停留所の目の前
小笠原内科(岐阜在宅ケアクリニック)の在宅医療の特徴
- 1. 24時間365日対応
- 2. 一人暮らしでも大丈夫
- 3. 心のケアを重視した在宅医療
- 4. THP+の導入で、遠く離れたご家族も安心
- 5. THP+の導入でスムーズな多職種連携
- 6. ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の提供
- 7. 質の高さの指標である在宅緩和ケア充実診療所として認定
小笠原内科は、在宅緩和ケア充実診療所(岐阜県第一号)・機能強化型在宅療養支援診療所に認定されていて、新しい取り組みで運営されています。
THP+(ティーエイチピープラス)というのは、患者さんの情報や写真をリアルタイムで閲覧することができる共有アプリです。
患者さんを中心とした在宅医療を実現するために開発された 医療版ソーシャルネットワークシステムです。
このTHP+利用によって、家族や多職種スタッフ間で情報共有が可能なITシステムです。
最新の在宅ケア理論+IT技術の活用で今までにない在宅ケアが実現されています。
こういう取り組みが早く全国に広まっていくことを期待したいですね。
そのためにも高齢者やまわりの家族が自分の最後について、どういう最後を迎えたいのか日頃からよく考えておく必要もあるのでしょう。
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