神木隆之さん主演のNHK連ドラ「やけに弁が立つ弁護士が学校でほえる」が2018年4月からスタートしています。
ドラマのタイトルが長いので通称「やけ弁」と言われています。
やけ弁は、学校問題に切り込んだ社会派のドラマで、NHKがよく取り上げたなあという印象があります。
実際にドラマを見てみると公立学校で働く先生が、どれほど厳しい現場にいるのかがよくわかるドラマだと思います。
ドラマは、全6回と短いですが前半の1、2話のネタバレ、感想などを見ていきましょう。
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やけ弁の1話、2話ネタバレ、感想!
まずは、ドラマの概要ですが現在の学校現場のリアルな問題に切り込んでいます。
神木隆之さん扮する学校弁護士(スクールロイヤー)が法律的視点から教育現場の問題に向き合っていきます。
神木隆之さんは、初弁護士役に挑戦ですがさすがに演技力に定評があるので、安心して見ていられますね。
まっすぐな若手熱血弁護士を演じています。
1話では、教師の体罰が取り上げられています。
内容は、若手教師が問題のある生徒になめられ、さらにその親がモンスターペアレントという実際にありそうな状況設定です。
若手教師は、問題児の生徒の腕を掴んだだけにもかかわらず、その生徒は体罰だと騒ぎ、親を巻き込んで担任や学校にクレームを投げてきます。
その親に対して、学校側は強いスタンスで対応することができず、穏便に事を済ませる対応をとろうとします。それに対して、スクールロイヤーは法律を武器にその親や子供の行動がおかしいということをズバッと指摘します。
この場面は非常に気持ちいいところです。
2話では、近隣住民からのクレームと非正規教員の問題、教師の過重労働時間が取り上げられています。
この問題も実際に起こっていることをよく取り上げていると思います。
ドラマでは、吹奏楽部の練習している音がうるさいという近隣住民からクレームです。
それに対しても法律的には、何ら問題にならないところが、実際の学校側の対応としては法律だけで切り捨てるわけにはいかない苦悩がリアルに描かれています。
教師の労働時間については、過労死が問題になってきている最近の事情もありようやくメスが入りつつあるように思いますが、現実的な解決はまだまだ難しい状況でしょう。
ドラマでは、教師の労働実態がリアルに描かれていいます。月の労働時間が100時間を超えている先生が多く、完全に過労死レベルです。
その対応について、教育現場ではどうしようもない実態があることが、教師の立場からはっきりと言い切っています。
ここで言っているいびつな職場環境というのは、非正規教員の増加と待遇格差のことです。国は、少子化対応として正規教員は増やさずに費用がかからない非正規教員を増やすことをしています。
しかし、実際の教育現場では正規も非正規も区別なく同じ仕事をしている実態があります。同じ仕事内容であるにもかかわらず給与待遇は、正規と非正規ではかなりの開きがあることが問題となっています。
同一労働、同一賃金という原則が無視されている実態があります。
まさにこのセリフは、現実的な教師の言葉でしょうね。
次のセリフも実際の教師からヒアリングしてきたとしか思えない言葉です。
現場とは乖離した指導や制度が多すぎるんでしょう。そのたびに教師の時間がどんどん取られている実態があるように思います。
そんなものに時間と予算をつかうぐらいなら先ほどの教師の数を増やすほうがよほど教育現場には喜ばれることでしょう。
ドラマとは言え、NHKがここまで国の批判を入れてくるというのは、結構思い切ったなあと思います。まともなメディアなら当たり前か・・・(^^;
3話の予告、みどころ
3話の予告動画です。
部活動の練習中に起こった生徒のケガが発端で、親から学校が訴えられるという設定。
実際にあることですね。
学校やスクールロイヤーがどのような対応をとるのか楽しみです。
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まとめ(1、2話ネタバレ、感想!見逃し配信動画サービス)
- NHK連ドラ「やけに弁が立つ弁護士が学校でほえる(やけ弁)」は、教育現場の問題に法律的な視点から向き合って、問題提起する新しいドラマだった!
- NHKの見逃し配信動画サービスは、おすすめ2つ
「やけ弁」の3話以降も楽しみです。なかなか一般の人には見えない、教育現場の実際の問題を赤裸々に描いた意欲作だと思います。
実際にスクールロイヤー制度を導入するところまできている日本の教育現場の現状は、深刻です。
実際に子供をもつ親としても、今回のドラマに出てくる話はあるあるで先生たちに同情せざるを得ないですが、そのような教育現場の実態をちゃんと把握せずに放置している文科省や財務省には憤りを感じますね。
教育こそが国の貴重な財産、資源であることをきちんと認識している大臣や官僚がほとんどいないことに将来の日本に不安を覚えます。
この「やけ弁」から学べることは、多いので問題の解決策を考えて行ければ思います。
ドラマの公式ホームページにある「やけ弁会議」のコーナーは、弁護士による解説があって、結構勉強になります。
ドラマの最終回がどういう内容になるのかも楽しみです。
引き続き各話ネタバレ、感想で注目していきます。
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