2020年9月4日に放送されたNHK「ためしてガッテン」は、小豆スペシャルと題して小豆の知られていなかった新成分や時短、簡単なあんこの炊き方、あんこスイーツの作り方まで小豆とあんこの活用法が満載でした。
その中でためしてガッテン流のあんこの炊き方が今まで知らなかったあんこの作り方で小豆を炊く時間が約30分で済むとても時短な炊き方だったのでまとめておきます。
ぜひ自宅でのあんこライフに活用してもらえればと思います。
あんこを炊くついでにできるおいしい新食感のスイーツ(煮汁スイーツ・冷製ぜんざい)の作り方も紹介されていたのでまとめて紹介していきます。
ためしてガッテン流あんこの炊き方(作り方)まとめ!
ガッテン流のあんこの炊き方は、目からうろこでしたね。
はじめに小豆に十分に吸水させることで小豆をやわらかく炊く時間を短縮するという逆転の発想です。
ガッテン流にすれば小豆を炊く時間が大幅に短縮されるので、自家製あんこづくりに余裕ができます。
では、ガッテン流のあんこの炊き方を見ていきましょう。
ガッテン流あんこの炊き方の3ステップ!
- ステップ1 小豆を水洗いしたあとしっかりと吸水させる
- 10時間以上吸水させるのがベスト。番組では、16時間を推奨
- ステップ2 吸水させた小豆を煮る(炊く)約30分ほど
- ステップ3 砂糖などをいれて練る
つぶあんを作る場合は、この3ステップだけです。
従来のあんこの炊き方との違いは、事前の吸水をするかしないかという点です。
こしあんを作りたい場合は、ステップ2のあとで煮た小豆を細かめのザルで濾して皮を取り除いてから砂糖で練るとこしあんが作れます。
ガッテン流あんこの炊き方の注意点!
ガッテン流あんこの炊き方の細かな注意点を見ていきましょう。
小豆の分量と水の割合
- 小豆 250g
- 水 700ml
小豆250gは、市販されている小豆の小袋がだいたい200g~250g単位で販売されています。
おすすめの小豆は、国産の有機栽培された小豆です。
お値段がスーパーなどで販売されている小豆に比べるとお高いですが、鮮度や味、残留農薬などの点で安心・安全です。
実際にこういった小豆を吸水させると吸水力がまったく違うことにビックリします!
一晩(約8時間)水に浸けておくだけで小豆がすごいふくらみます!
上の画像は、実際に一晩(約9時間)水に浸けておいた状態のものです。
水分が吸収されて表面に水面がなくなっています!
完全に水分が吸収されたわけではなくて、すこしボウルを傾けると水があるのがわかります。
品質の良い小豆を使うと吸収の段階から違いがわかります。
※小豆に吸水中にこの状態になってしまうと表面の小豆が乾いてしまうので、さらに水を足してください。
小豆を吸水させておく時間は?
約10時間以上は、吸収させておきましょう。※「ガッテン」では16時間以上を推奨
小豆の品質によって変わってくるので、買ってきた小豆を吸水させてみて状態をみながらのほうがいいですね。
品質が悪いと10時間以上吸水させても、あまり吸水しない小豆もあります。
その場合は、吸水時間をさらに長くするか、強制的に煮て柔らかくするしかありません。
夕食の準備のときに小豆も吸水させはじめておけば、翌朝に小豆を炊くことができます。
もし、朝が忙しいということであればそのまま帰ってくるまで放置しておいても問題ありません。夕食のづくりのときに炊く感じでもいいですね。
ただ室温が高い夏場は、雑菌の繁殖を抑えるためにも冷蔵庫で吸水させてください。
できたてのあんこは格別に旨いですよー(^q^)
できたてあんこのつまみ食いはとまらなくなるので要注意ですけどね~^^;
小豆を加熱するときの注意点は?
小豆を加熱するときは、ためしてガッテンでも使っていた深めフライパンが便利です。
フタが必要なので、フタがない場合は、鍋で炊きましょう。
吸水させた小豆をそのままフライパンに入れてフタをして加熱します。
沸騰するまでは強火で加熱して、沸騰したら中火にして約30分ほど炊きます。
途中、水分がなくなってきたら小豆の表面が隠れるぐらいに水を足します。
30分ぐらい煮ると小豆の皮が破けているものが目立ってきます。
この段階で火を止めて、ザルにあげて煮汁と小豆を分けます。
※水分多目の柔らかいあんこが好みなら煮汁を取らなくてもOKです。私は煮汁を分けずにそのままであんこを作ることが多いです。
小豆だけフライパンに戻して砂糖をいれて練ります。
砂糖の量は、お好みですがあまり入れすぎると健康効果が相殺されてしまうので注意しましょう。
ガッテンでは、90gを推奨していました。
砂糖以外の甘みをいれてもOKです。
例えば、
- 甘酒
- はちみつ
- てんさい糖
- メープルシロップ
正直どれもおいしいです。
いろいろ自分なりのあんこを作ってみるのも楽しいのでお試しあれ!
ちなみに私は、てんさい糖をよく使います。てんさい糖には腸内細菌のえさになるオリゴ糖が豊富です。
ガッテン流の小豆の炊き方から小豆ごはんへのアレンジも簡単!
ガッテン流の小豆の炊き方で小豆を炊いているときに、小豆の皮が破れてくる手前(約15分くらい)でお好みの量を取り出して、炊きたてのごはんに混ぜると簡単に小豆ごはんができます。
小豆を混ぜるときに少し塩をいれると味がしまって美味しい小豆ごはんができます。
別な方法でも小豆ごはんが簡単できます。
しっかり吸水させた小豆を洗ったお米と一緒にまぜて、炊飯器で炊くというのもありです。
これも簡単に小豆ごはんができます。
がってん流あんこスイーツの作り方まとめ!
小豆煮汁スイーツの作り方
新食感(ぷるんプルン)の小豆煮汁スイーツがあんこづくりのついでに簡単にできます。
このあんこスイーツというか煮汁スイーツの作り方は、とても簡単です。
小豆が炊きあがるタイミングでザルにこしますが、その時の煮汁に砂糖をお好みでいれて冷やせば完成です。
めちゃくちゃ簡単!!
これ実際に作ってみると1回目は大失敗で全然固まらず、ほぼ煮汁のサラサラでした(泣)。
おそらく固まらなかった原因は、しっかりと小豆が煮えていなかったからだと推測しています。
※最近気づいたポイントは、浸水させている水をそのまま使うことも大事だと気づきました。
小豆を浸水させた水は小豆色になっているのですが、その水をそのまま使うことで失敗がなくなりました。小豆を浸水させた水には、ぷるぷるにする成分が含まれているようです。
2回目は、小豆の皮がしっかりと破けている状態のものが多くある状態まで煮てからの煮汁を使うと、プルンプルン食感の煮汁スイーツが出来上がりました。
わらび餅のような食感に似ていてとても美味しいです。
しかも小豆の栄養成分もたっぷりはいっている煮汁なので身体によさそうなスイーツです。
もう一品は冷製極上ぜんざいです。
冷製極上ぜんざいの作り方
この冷製極上ぜんざいもの作り方もとても簡単です。
あんこを炊くときにできてしまいます。
作り方は、小豆を煮ているときに煮汁をわけずにそのまま砂糖を入れて、少し煮てから冷蔵庫で冷やせば完成です。
めちゃ簡単!!
まとめ
- がってん流あんこの炊き方(作り方)は、逆転の発想で小豆を煮る前に吸水という工程をいれることで炊く時間を短縮。
- ガッテン流あんこの炊き方からついでに煮汁スイーツや冷製ぜんざいも作れるので一石二鳥!
健康効果が期待できるあんこを作って、自分流のあんこライフを楽しみましょう。
小豆の健康効果についての記事はこちら↓ ↓ ↓
小豆の新しい成分・レジスタントスターチの効能についてまとめています。小豆を食べることで腸内環境が改善されて便秘解消も期待できるのでおすすめです。
その他にもあんこの作り方の記事をまめています。よろしければご覧ください!
- 小幡寿康のあんこの炊き方レシピまとめ!【プロフェッショナル】
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コメント
「ガッテン流あんこ」さっそく、明日にでも小豆を買ってきて作ってみたいと思います。大豆は体に良いって何度も訊いたことがありますが、小豆も良いんですね。甘くて砂糖がたっぷり使ってあるので今まであまり体に良いとは思っていませんでした。意識が変わりました。
記事をご覧いただきありがとうございます。
ぜひ自家製あんこ作ってみてください。
甘さもいろいろ自分でアレンジできるので
罪悪感なしで食べれますよ(^q^)